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【実在した人物:久米愛】『虎に翼』【2024前期朝ドラ110】【俳優:土居志央梨】

【実在した人物:久米愛】

【コメント】

2024年4月19日投稿

『虎に翼』は勉強になります。男装の山田よね、強烈キャラです。でも、よねがダークヒーローだからこそ、バランスが良いドラマになっていると思います。モデルの久米愛さんは、男装だったことは同じようですが、生まれ育ちは違うようです。後半に久米さんのプロフィールを記述します。

今日の第15話は、神回と言える素晴らしい話でした。その場面、ちょっと長いのですが、記録のため書き出します。
花江「私は皆さんの言う戦わない女側なんだなって、それが辛くて。トラちゃんたちみたいに優秀で強い人には私の辛さなんか分かりっこないのよ」
よね「こんな奴に寄り添えっていうのか。自分で好きで選んだこと(学校卒業して嫁入り)だろう。(よねがメンバー一人一人の辛さを説明する)私から見れば、どいつもこいつも恵まれてて、生ぬるい。けどな、これだけは言える、辛くない人間なんていない」
花江「そんなことわかってます」
よね「分かってないから甘えて泣いて弱音を吐くんだ!ここにいる誰も弱音なんて吐かないだろう!」
寅子「はて、皆辛いなら私はむしろ弱音を吐くべきだと思う」
よね「弱音なんか吐いたところで何も解決しないだろう!」
寅子「うん、しない、でも、受け入れることは出来るでしょ」
よね「はあっ?」

寅子「私、皆さんの取り巻く問題に何もできない。でもせめて弱音を吐く自分を、その人を、そのまま受け入れることの出来る弁護士に、居場所になりたいの」
(メンバー全員が弱音を吐く、、、)

このシーンの何が良いのか?

私は、相手の本音は聞かないとわからない、人それぞれ辛くても口にしないことがある。それを本人が話したいときに聞いてあげることがすごく大事ということ。
決して勝手に思い込んで他の人の合意を得ようとしないことって、この先の未来にとても大事だと思います。
たまたま、そのしばらく後でNHK教育「u&i」という子供向け?のマイノリティを理解するという番組があり、それも「その人を理解できないけど、そうゆう人もいると理解してみてはどうかな」と締めくくっている。
令和3年に障害者差別解消法が改正され、令和6年4月1日から事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。無職の私も理解を深めたいと思います。では、また。

【作品情報】

『虎に翼』、2024年(令和6年)度前期に放送の朝ドラ第110作。吉田恵里香氏作、伊藤沙莉主演2024年4月1日から放送。「虎に翼」は、中国の思想家・韓非子の言葉「強い上にもさらに強さが加わる」の意味。主人公の猪爪寅子は、日本初女性、弁護士、裁判官、裁判所長、務めた三淵嘉子氏をモデルとしたフィクション作品。

【登場人物】

山田よね 演 - 土居志央梨

寅子と同じ二期生。男装の女性。同級生の誰とも群れたがらず、入学式も「時間の無駄」との考えから欠席する。

【実在の人物】

山田よねのモデル:久米 愛

1911年(明治44年)7月7日生 –
1976年(昭和51年)7月14日没
日本初の女性弁護士の一人。日本の女性運動において指導的な役割を果した。旧姓・保原。

略歴
1911年、大阪府にて出生。夕陽丘高等女学校、津田英学塾(現・津田塾大学)を経て、明治大学専門部女子部に入学。

1938年に高等文官試験司法科試験に合格し、中田正子、三淵嘉子と共に日本初の女性弁護士となる。

1946年、明治大学短期大学教授に就任。1969年まで務める。

1950年、日本婦人法律家協会(現・日本女性法律家協会)を設立、会長に就任。以後26年間会長職を務める。

1959年以降、政府代表として度々国連総会に出席。婦選会館理事を務めるなど、市川房枝らとともに女性運動をリードした。

1976年、膵臓がんで死去。65歳。

【演じた俳優】

土居 志央梨

1992年7月23日生、日本の女優。

福岡県出身。京都造形芸術大学映画学科俳優コース卒業(5期生)。
ファザーズコーポレーション所属。

略歴
3歳の時にクラシック・バレエを習い始め、高校卒業まで15年間にわたって学生ながらバレエ団の本公演にも数多く出演していた。高校卒業を控え「このままバレエでプロになると決意したら、バレエ以外の人生を知らずに終わるのではないか」として、京都造形芸術大学映画学科俳優コースへ進学。

大学入学後まもなく舞台に主演、続いて出演した劇団姫オペラの第2回公演『花ちりぬ』(2011年)での妖艶な芝居が注目を浴び、TBS『水戸黄門 第43部』最終回で将軍の側室役に起用される。映画『彌勒 MIROKU』(2013年10月公開、林海象監督)で映画デビュー、2013年2月には岩松了演出の舞台『泡 -流れつくガレキに語りかけたこと』に出演するなど、在学中より多くの舞台、映画に出演。大学4年時にはオーディションを経て映画『赤い玉、』(2015年9月公開、高橋伴明監督)に出演し、主演の奥田瑛二相手に濡れ場を演じるなど肌の露出をも厭わぬ大胆演技で注目を集める。

2015年春に大学を卒業し上京、ファザーズコーポレーションに所属し女優として本格的に活動を開始する。

2018年2月公開の映画『リバーズ・エッジ』では小山ルミ役を演じて体当たりの演技でインパクトを残し、同年8月には舞台『グレーテルとヘンゼル』で5歳児役を演じて商業演劇にて初主演を務める。

2020年の『おちょやん』以来のNHK連続テレビ小説出演となった2024年の『虎に翼』では、主人公の強面な同級生山田よね役を男装で演じ、注目を集る。



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