見出し画像

私、血液のガンになりました。③無菌室での生活

皆さんは、無菌室って透明ビニールに囲まれた部屋をイメージしたことはないでしょうか?

部屋の中にシャワールームと便器がぁ~
メッチャ狭い~。ここで食事もするのだ

私は、「世界の中心で愛をさけぶ」のイメージが強く意識に焼き付いてました。ところが、私が入院した総合医療センターでは、六畳程度の狭い部屋シャワールーム、ベッドのすぐ横に便器だけのトイレ、洗面があるもののベッドの上だけが居場所でした。

壁が大きな空気清浄機になっており、無菌室というか、隔離室でした。病院では、「クリーンルーム」と呼ばれていました。毎日、清掃員さんが普通に入って来ますので、プライバシーがありません。医者、看護師もトイレをしている時も、平気で入って来たので、注意しました。

隔離室に移動して一週間後に幹細胞移植が始まりました。そこからが、想像を絶する地獄の始まりでした。どんな地獄か?

移植は点滴を3回くらいに分けて実施されました。幹細胞が生着して個室に帰るまでの20日間、1日中ずーと、吐き気下痢で、食べれず、眠れず、ひたすらTVを音声だけを聞いていた毎日でした。辛過ぎて心が折れて「殺してくれ」と本気で思ってました。人生で一番辛かったです。では、また。

次回は、副作用編を書きたいと思います。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?