8月の記憶、亀甲池。からの続き。

苔の道

亀甲池から歩きだす。目的地は北横岳である。登りだしすぐはシラビソと苔の美しい森を歩く。苔で有名な北八ヶ岳、苔の名所もたくさんあるがこの場所も素晴らしい苔の森。
北八ッの苔はいつ来ても優しく迎えてくれる、美しく優しさのある苔の森。それが北八ッの森。

北横岳の登山道

多くの登山者で賑わう北横岳のメインルートは北八ヶ岳ロープウェイ側から。
亀甲池からのルートは登山者少なく静かな山歩きとなる。平日とはいえ8月9日、お盆前のこの時期すれ違った登山者は５名ほど。他にもう一本、双子池から大岳を経由するルートも登山者は少ない。

急登

すぐに斜面は急になり岩と密林の急斜面の登りとなる。山頂まで続く急斜面の登り、変わらない森の風景。この風景こそ北八ヶ岳、大好きな北八ッを歩く喜び。
やがて急斜面も終わりを迎え山頂直下の開けた場所へ。

霧の山頂

山頂に到着。大展望がひろがるはずの山頂はこの日は霧の中。そんな時は山頂付近の観察を楽しむ。山頂直下の噴火口、血の池。ガスの切れ目から見るこの池は神秘的。
鉄分を含んだと思われる赤い岩、美しいハイマツ。山頂付近だけでも十分楽しめる山。それが北横岳。

八ヶ岳、それは素晴らしき山。

完

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