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ふだんは花などに見向きもしない無骨者でも、サクラだけは別ものだ。
このひとときの華やぎを見逃せば一生の悔いになるとばかりに、老いも若きも、猫も杓子も、どっと花見に繰り出す。
来年も生きてサクラを見られるという保証など、実は誰にもないのだから。
でも、春の陽気は気まぐれ。
たいていは曇天、雨天のどんよりとした空の下での花見となるのが相場だ。
そこで、絵の出番となる。
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こんな毒々しいピンクの桜なんてあるはずないだろう、これじゃ桜じゃなくて桃の花じゃないか!って?
まぁまぁ、そんな硬いことをおっしゃらずに :^)
リアルよりも艶やかに映る心の風景を描けるのが、絵というものの魔法(ロマン)じゃありませんか(^3^♪
ロマンなくして何の人生ぞ( ˘ ³˘)♥
メンデルスゾーン 『春の歌』
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今や僕たちの公園の桜並木をそぞろ歩くのは、大半が異国からの来訪者たち。
そして、彼らの中に入り混じってシートを敷き、桜の下で遠慮がちに花見弁当を開くのが僕たちの普通の光景となった。
かつて地元のオッサンたちが我がもの顔にスペースを占有し、皿を叩いてドンチャン騒ぎをしていた「ニッポンの花見風景」も今は昔。
贅沢を言わないで、この束の間の平和のひとときを存分に味わっておくれ、この世の春は泡沫なのだから…と、艶然と微笑んで去って行く春の女神たち・・・
※ 桜の描き方については、敬愛する水彩スケッチ帖師匠の記事から大きな示唆を得ました。
こういう桜の描き方があるなんて目からウロコの衝撃でした。
さっそく真似をしてみたものの、似て非なるものが出来上がりました💦