アダージョ・スナフキン(Adagio Snufkin)

このnoteは2024年4月19日よりお休みに入りました。 再開については今のところ未…

アダージョ・スナフキン(Adagio Snufkin)

このnoteは2024年4月19日よりお休みに入りました。 再開については今のところ未定です。

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はじめまして

♣  はじめまして。  アダージョ・スナフキン(Adagio Snufkin)といいます。  イタリア人ではありません(笑)  前身は、これ。  とても賑やかで楽しいnoteでしたが、[彼]は、ある日Cafeを閉めて出奔し、忽然と姿を消しました。  もともと気まぐれなボヘミアンの世捨て人でしたから、もう気が済んだのでしょう。   ♣ ♣   そこで、[彼]の分身(クローン?)である、このアダージョがその後を引き受けることにしました。  すべてをリセットした地点から新

    • また逢う日まで👋

      ♣  この新アカウントに変えて1年。  旧アカウントの時代を含めると3年半をnoteと共に過ごしてきた。  コロナに閉ざされて世の中全体が鬱屈していたあの頃、精神の閉塞状況からの脱出口を求めてnoteの街ににやって来た。  ショパン ノクターン8番 変ニ長調  その頃に描いてた絵。  同じような気持ちの人が多かったのだろう、当時のnoteの街には不思議な活気が漲り、眩いほどの創作のエネルギーと才能が渦巻いていたように思う。  その活気に突き動かされるようにして自分

      • 春の週末日記                      ✜ カウントダウンの日々 ✜

         お別れ前の最後の投稿です。  どうぞごゆっくり ^⁠_⁠^  いつも周回遅れでお見えになる方、  お待ちしてましたが、ちょっと遅かったですね、  ご挨拶ができず、残念でした。   ☘️  4月12日(金曜日)  近くの、、里山では、桜が散って山ツツジが咲き乱れる季節になった  これを逃す手はない  おもむろに身支度をして山に向かう  夏を思わせる陽射しの中、久しぶりに汗を拭きながら登る山道が楽しい  目に染みる山ツツジの薄いピンクと若葉の黄緑色、そして鳥のさえずり

        • 物語のチカラ 『照子と瑠衣』

           今日4月10日は「女性の日」。   そして、この1週間が「女性週間」。  クラシック音楽同様、noteではこのような文芸記事は一般ウケしないだろう。  それでも、今ここで取り上げておかなければ永久に埋もれてしまう。 ♠  ド派手な表紙だが、コミックではない。   井上荒野著『照子と瑠衣』  (祥伝社から2023年5月に刊行)  著者の井上荒野は、昭和文学の鬼才・井上光晴の長女にして直木賞作家であり、作品ジャンルとしては中間小説ということになろうか。 ♠ ♠  199

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          心の春

          🌸  ふだんは花などに見向きもしない無骨者でも、サクラだけは別ものだ。  このひとときの華やぎを見逃せば一生の悔いになるとばかりに、老いも若きも、猫も杓子も、どっと花見に繰り出す。  来年も生きてサクラを見られるという保証など、実は誰にもないのだから。  でも、春の陽気は気まぐれ。  たいていは曇天、雨天のどんよりとした空の下での花見となるのが相場だ。  そこで、絵の出番となる。 🌸 🌸  こんな毒々しいピンクの桜なんてあるはずないだろう、これじゃ桜じゃなくて桃の花じゃ

          ヒマ人の忙しい春              そしてお別れの季節…

          🌸   note、久しぶりだ… :⁠^⁠)  冬眠が終わったかと思えば春眠?  いえいえ、ようやく待ち望んだ桜の季節が巡って来たというのに、相変わらず読書の沼+度重なる神社からの出仕要請。  すっかりnoteのことなど頭から吹っ飛んでしまってたのですよ…(⁠ب⁠_⁠ب⁠)💦 🌸 🌸  一段落ついたところでハッ(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠! と気づくと10日以上も投稿をサボってるし…(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠)  しかもフォロワーさんの未読の記事、みっちりと溜まってるし…=⁠_⁠= (

          ヒマ人の忙しい春              そしてお別れの季節…

          春の岸辺のスケッチ

          🌸  すぐそこまで来ているはずの春を迎えに散歩スケッチに出かけよう  今日はシンプルでホンワカと優しい絵を描きたい気分だ  少し寒いが、水辺の風景が見たい  僕の住むヒロシマは7本の川に囲まれた街だ  この歌が浮かんできてしまうのは、ヒロシマの川が今でも《あの日》の記憶と結びついているからだろう 🌸 🌸   よく散歩する広い川土手  ジョギング、サッカー、グランドゴルフ、バーベキューパーティーetc.etc  もうすぐ多くの人たちで賑わう季節だ  もう少し上流まで歩く

          ”The Long Goodbye“ の世界             【イラストエッセイ】

          ♠  これまでの人生で読んだ数多の小説の中で、《文体》においてレイモンド・チャンドラーほど僕に深く突き刺さったものはない。  とりわけ彼の最高傑作『ロング・グッドバイ』に至っては英語版、清水俊二訳、村上春樹訳を取り混ぜて何度繰り返して読んだことだろう。  ストーリーにおいても一行ごとの表現においても、これほど緊張感と驚きに満ちた小説にお目にかかったことがない。  チャンドラーを前にしてはドストエフスキーでさえ真っ青であり、日本の小説に至ってはもはや「子どもの作文」である。

          ”The Long Goodbye“ の世界             【イラストエッセイ】

          「※チャイコン」はお好き?           

          【あとがき】  おそらく、こんなクソ真面目なクラシック記事などを読む人はいないだろうと思いながら投稿してみたが、案の定ほとんど読まれなかった(笑)  大スベリした記事として、永久保存版としておこう😅👍   ずいぶん薄めたつもりだが、それでもやはりnoteでクラシックを正面から取り上げるのは難しい。 チャイコフスキー  ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35♠  今でこそベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスと並ぶ四大ヴァイオリン協奏曲の一つと称されているが、1878年の

          「※チャイコン」はお好き?           

          ただいま (⁠^⁠^⁠)/

          🌸  ご無沙汰続きでしたが、この度ようやく本の森(読書の沼?)から抜け出してきました💦  見つけてくれてありがとう\(⁠^⁠^⁠)/  とりあえず“ 集中読書月間 ”を終えて、再びnoteに復帰します(⁠•⁠‿⁠•⁠)\  (もう戻って来ないと思ってたでしょ?)  これからボチボチと皆様のところに訪問させて頂きます m(_ _)m 🌸 🌸  出発当初の看板が《おとなの絵本》  途中から《音楽とスケッチのカフェ》  今回は  《山と本と音楽とスケッチのカフェ》  コン

          読書三昧、ちょっと一服 🍷                    モーツァルト、アンネ=ゾフィー・ムター、そして小澤征爾のことなど     

           集中読書月間につき、依然としてnoteお休み。  でも時には安否連絡代わりの音楽エッセイを。 🌸  修行僧のごとき読書生活にもさすがに少し倦んだので、気分転換にモーツァルトを聴くことに。 『ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長 K.364』より第2楽章(アンダンテ ハ短調) 第1楽章(アレグロ)と第3楽章(プレスト)はいかにも「これぞモーツァルト!」の世界。  それだけにこの第2楽章のスラブの深い憂愁を想わせるアンダンテ・ハ短調の存在がいっそう際立ってく

          読書三昧、ちょっと一服 🍷                    モーツァルト、アンネ=ゾフィー・ムター、そして小澤征爾のことなど     

          再び留守にします

          せっかく冬眠から覚めたのもつかの間、前回記事のような成り行きにて再び本の森を彷徨うことになったので、またしばらくの間noteを留守にします。  ホント、ひとたび本に取り憑かれると節制というものがきかなくなる(⁠+⁠_⁠+⁠)  おそらく、明日で人生が終わると分かっていても、明日で地球が滅ぶと分かっていても・・・  もう慣れていらっしゃると思うので、「あ、またか…=⁠_⁠=」ということで、よろしく (⁠◠⁠‿⁠◕⁠)/  いつ戻って来るかって?  それは読書の進み具合

          🌳本の森に埋もれて…🌲

          🌸  本のネット注文などは、よほどの僻地に引っ越すか、身体が不自由になってからお世話になりたいと思っている。  本当の「本好き」族というのは、どんなに忙しくても書店に足を運び、実物を手にとって仔細に内容をチェックした後に購入するものだ。    僕のように「売れ筋」の本などに興味がなく、かといってネット購入もしたくない者は、仕方なく丸善ジュンク堂書店まで足を運ぶことになる。  できることならジュンク堂書店に棲みつき、本の森に埋もれて暮らしたいほどだ。  実際にそのようなイベン

          平和公園散策スケッチ 3                      【追悼 小澤征爾】         

           前々回、原爆ドームのスケッチで疲労困憊したので、平和公園スケッチはこれでおしまい。 🌸  国際会議場のカフェから出て来て、頭にピンクのリボンをキュッと結び、気合いの入った姿で平和記念資料館(原爆資料館)に向かう外国人女性。  資料がどっさり入った重そうなバッグから推察するに、観光というより何かの研究目的かな。  この寒い冬のヒロシマに一人でやって来て、見上げた心がけだ。 🌸 🌸   公園の東側にかかる元安橋を渡る。  この橋の下をゆったりと流れる元安川は広くて美しい川

          平和公園散策スケッチ 3                      【追悼 小澤征爾】         

          『ブルックリン・フォリーズ』(1500字)                  人生と家族の再生の物語                                                                                                            

           今回はスケッチ・シリーズはお休みして、現代アメリカの小説を取り上げます。 (文学記事が苦手な方はイラストつきエッセイだと思って流し読みしてくださってけっこうですよ)  この冬眠中に読み漁った本のうちの一冊から。  私は静かに死ねる場所を探していた。 誰かにブルックリンがいいと言われて、翌朝ウェストチェスターから偵察に出かけていった。   (中略) わが情けない、馬鹿馬鹿しい人生の、静かな結末。   ポール・オースター著『ブルックリン・フォリーズ』(2005年刊行)

          『ブルックリン・フォリーズ』(1500字)                  人生と家族の再生の物語                                                                                                            

          平和公園・散策スケッチ 2            《原爆ドームを描く》    

          ♠  ヒロシマに住む者とって、《それ》は自分の生まれる前からいつもそこに佇む「日常の風景」だった。  著しく周りの景観を壊す悲惨でグロテスクな瓦礫の塊であるにもかかわらず、いつしか僕たちの目には、緑の木立に囲まれて佇む《悲しいモニュメント》として馴染んでいた。  世界遺産に登録されたからといって一度も《それ》をスケッチしようなどと思ったことはない。  まず、スケッチの対象として、けっして心温まる美しい風景ではない。  この悲惨極まる形状を至近距離で30分以上凝視するなど到

          平和公園・散策スケッチ 2            《原爆ドームを描く》