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【発展途上夫婦】正論をやめたい

こんにちは!にせママです!
娘(2)の朝ごはんが1時間かかるんだけど、コレ普通?!(爆)

さて、今回はシリーズ【発展途上夫婦】
今回は夫婦喧嘩のときに、つい正論攻めしてしまう私について書きたいと思います!

夫婦喧嘩のとき、何が何でも勝ちたくないですか?(性悪w←)
でも、あんまり勝気でいると、パートナーが意見を言ってくれなくなったり、萎縮させることも…。夫婦喧嘩って最終どう終わるのが正解なのか…。


元上司のトラウマ

7年前、私は職場で初めての「異動」を経験しました。
それまで担当者が10人いるチームで仕事していたのが、新しい部署では担当は私1人だけ。直属の上司が1人いて、2人で事業を進めることとなりました。

その時の上司は、女性で40代半ば。
結婚はしていますが、子どもはおらず、仕事熱心な方でした。

対して、私は、新卒4年目。(当時は独身)
1つ目の部署では、窓口業務が中心だったため、全くPCを使用せず、ワードやエクセルも不慣れ、メールを確認する習慣さえありませんでした。新しい部署においては、はっきり言って、私はポンコツでした。

慣れない業務に加えて、慣れないPC裁き。
上司をかなりイラつかせました。

来客も少なく、普段は静かな部署であったため、私への叱責がフロア中に聞こえます。
「え?!なんでこうなるの?!普通こうするでしょ?!(怒)」(上司)
「はい…すみません…」(私)

「申し訳ありません。こうしたかったんですよね~」と返せば、まだマシだったんでしょうが、上司の剣幕におののいて、「すみません」しか言えなかった私。また、ズボラでおおざっぱな性格もあって、私の行き届かない対応に毎回上司を怒らせる。
電話の対応時も睨まれて、受話器を置くと「さっきの言い回しは…」と説教。メールを送るとCCで見て「この書き方は…」と説教。常に監視されていました。
だんだん、周囲の人も、ポンコツを見るような目で私に接してきたのも辛かったです。当時の私もよく毎日出社できたな…と今では思います。
当時、上司の座席は私の左隣でしたが、ストレスのせいか、私の頭の左側にはたくさんの白髪が生えました。(まだ20代半ばだったのに…泣)

ポンコツなりに、私も精一杯、勉強はしました。2年目になると、PCのショートカットの知識においては、その上司を追い抜くことができました。でも、まだまだ上司にとってはポンコツ部下。

一番きつかったのは、正論を振りかざされること。

例えば、他社からの請求書を受け取り、入金する過程で、金額の内訳明細を確認するとき。
当時担当していた業務における内訳明細は、数百ページに及ぶものでした。
当初、私はパラパラ~っと見て、決裁を回しました。すると
「この内訳明細、合っているか電卓で叩いた?」(上司)
「え…?」(私)
「内訳が間違っている可能性があるでしょ?会社のお金は大事なんだから、支払いの時は、書類が全部間違っていないことを担当者が確認するべきでしょ?!」(上司)

(確かに「会社のお金は大事」だけど…この量を全て?!)

私は泣く泣く残業して全ページ、電卓を叩きました。
(この件については、後日課長が「働き方改革の観点でやめていい」と、さすがに意見してくれました…ホ…)

若造だったし、ポンコツの負い目もあり、上司の言うことは正論だったこともあり、私は意見が全く言えない人間になっていました。
この上司とは2年間一緒に仕事をしましたが、今でも叱責シーンを思い出すとうわあああああああああああああああああ!!!と自己嫌悪に苛まれます。

「議論」(という名の夫婦喧嘩)

この上司がめでたく?異動することになったころ、私は大学時代の先輩であった夫とお付き合いをはじめ、お互い見知っていたので1年で入籍しました。
鬼上司の後任上司は、正反対の方で、優しくて、よく褒めてくれる人でした。私も自信を少しずつ取り戻しつつありました。
結婚もしたし、私の運気は急上昇!

恋人同士の時は猫をかぶっていた私(笑)も、一緒に住むようになると普通に文句を垂れる嫁に様変わりしましたw

特にイライラしたのは掃除のこと。
夫は、お風呂にピンクカビが出てきても、スルー。
寒いからって風呂の換気扇を切りたがる割には、風呂上りに換気扇オンしてくれない。
「カビが生えても掃除しないくせに、換気扇くらいつけてよ!」とよく怒りました。

なかなか掃除しようとしない夫の言い分は
「汚れが見えていないうちは、掃除しなくていいと思う」とのこと。
(ピンクカビは見えないらしい…)

「汚れはこびりついたり、黒カビになったら取りにくいから、よく見て掃除せなあかんやん!」と反論します。

あれ、私って元上司みたい?!

そんな感じで、住んでしばらくは「家事をどこまでやる(こだわる)か」でもめました。私の方がこだわることが多かったので、たくさん意見しました。

仕事と一緒で、「どこまでやるか」なんて議論しても、こだわる方の意見が正解のように聞こえるんですよね。何を理由にしても、正論ですから。

また、洗濯ものの収納の仕方が雑だったり、夫の家事のやり方1つ1つにケチをつけたくなりました。

慣れない新生活と家事の妥協ができずにイライラする私に、ある日、夫が「俺、今の時間は外に出て、見えないところにいた方がいい?」と言ってきてハッとしました。
イライラ口調で正論を振りかざし、夫の意見をねじ伏せているのでは…。
これじゃ、元上司と一緒なのではないか…。思い返せば、まくし立て方も、元上司そっくりな自分に嫌になりました。

相手を尊重し、寄り添うことが大事

そんなこんなで家事、育児、マイホームなど、夫婦で壁にぶち当たるごとに喧嘩する私たち。
夫が折れてくれるのか、正論を振りかざして夫の反論の余地をなくしてしまうのか、相変わらず私の意見が通ることが多かったです。冷静になった後、「これでよかったのか?」と一人振り返ります。

やんわりと自問自答を繰り返す中、娘がイヤイヤ期に突入しました。
普段穏やかな夫も、イヤイヤ爆泣き中の娘には、少しイライラするようになってきました。

「これはよくないなー」と思っていた時にこちら↓の本に出合いました。

読んでみると目からウロコ、子育てのコツがたくさん。
(マンガで読みやすい!)

そのなかでも、イヤイヤ泣いている子どもに対しては、まず「○○ちゃんは、○○したかったんだよね」と共感してから、「でもね…」と諭すというテクニック。
マンガでは、「夫婦喧嘩でも実践できる」とちょこっと描かれていました。

夫にやってみたら、これまた目からウロコ!
食卓テーブルによく本や郵便物を置きっぱなしにする夫に対し、
「また置きっぱなし!食事の邪魔になるからどけて!」というところを、

「夫くんは忙しくてなかなか片づけられないよね。でも、食事中に汚れちゃったら大変だから、都度片づけてほしいな。」(私)

「あ、ごめんね!すぐ片づけるわ。」(夫)

と、なんとも平和的な会話で終始しました!
(スタンディングオベーション!!)

結び

この一件で、相手の行動を尊重し、寄り添う(共感)ことって大事だなと実感しました。

他人と仕事を進めるのも、パートナーと暮らすのも、各々の育った環境、性格、能力の中でお互いの妥協点をさぐって、どこまでやるかを決めなければいけない。

自分が持っていきたいレベルの方が高くて、そこに相手をいざなうとき、正論はよい武器です。でも、相手はどう思うでしょう。意見をシャットアウトされて悶々とするのではないでしょうか。

共に仕事する、共に暮らす以上は、自分の意見を通そうとする前に、まず相手の考え・気持ちに寄り添う。

相手を尊重する態度を示すだけでも、相手の自分への印象は大きく変わります。相手が折れる形になっても。


当時の白髪はまだ残っています…。
元上司のおかげで仕事スキルが大きく上がったのは間違いなく、感謝もしていますが、また一緒に仕事がしたいとは、とても思えません。(メンタル弱いw)
今は私も異動していますが、当時の叱責は中々のトラウマで、新たな部署でも、人目を気にして仕事をしてしまっている自分がいます。

職場でも家庭でも、自分の言動がどう思われるか、都度振り返るようにしたいものですね。

以上です。
長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
さあ、今日も前を向いていきましょう!

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