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多摩川の生き物とヒト その144 水系 日光企画と打ち合わせ後、練馬区立美術館へ            23/8/25

亡くなられたOS氏の遺稿集の打ち合わせのため、日光企画へ。
終了後、練馬区立美術館へ。「植物と歩く」というテーマで牧野富太郎氏の標本や執筆した本の展示を行っていた。都内では、NHKの朝の連続ドラマ「らんまん」の影響で、羽村などの各地で牧野富太郎氏に関してのイベントが多い。
期待を背に、西武池袋線中村橋駅近くにある練馬区立美術館へ。ここ、練馬区は牧野氏が晩年、過ごしたゆかりの地。

当日のチケット。

1階の展示室に牧野氏が執筆した「大日本植物志」があった。実際の本はA3よりもかなり、大きく、スイセン等の図では果実の断面などが書かれているなど、植物の特徴がよくわかる。カワラサイコなどの標本も置いてあり、もちろん、変色しているが、羽状複葉などの形態がよくわかる。さらに、今日ではDNAが調べられるようになり、標本の利用の幅が広がった。100年後、今度は何が現れるのだろうか。
本草学の図版もあったが、牧野氏の図と比べると、緻密さなどでは足元にも及ばない。2階に上がる。植物のリトグラフなどの絵画があるが、抽象画もあり、牧野氏だけの作品や標本で埋め尽くされている感じとは違った。
植物に関する絵画もいいが、やはり、牧野氏だけにして欲しかった。

練馬区立美術館の紹介


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