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多摩川の生き物とヒト その132 番外 アポイ岳へ 苫小牧から様似 23/7/19

朝、少し、早く起き、海鳥の観察。アホウドリなどがいるかと思ったら、ミズナギドリだけだった。気を取り直して妻と見始めたら、ホウロクシギが飛んで行った。口ばしが長く、飛ぶのに邪魔ではないかと思う。もしや、鳥が好きと思われる方が船の後ろで望遠レンズを着け、イスなどを用意するなど、準備周到な方がいた。訪ねると、やはり、野鳥観察の方だった。海鳥が少なく、「夜出る便のほうがいいのでは」と言っていた。
そしてイルカが次々と現れていた。背びれだけが見えるのが面白い。

20日、朝方、おそらく金華山沖。海岸沿いを進む。
青森の島か。
左側にミズナギドリが飛んでいる。
イルカが現れ、背びれが見える。何イルカは不明。
ホロクシギが現れた。
渡りの途中か。どこの湿地へ行くのか。

私たちの部屋は昔の大広間のようではないが、10人ぐらいが寝られ、カーテンで仕切られるツーリストだった。昔、旅をした時、だだっ広い大広間で毛布などをかぶり、ごろ寝していたのを思い出した。節約するためにパンなどをかじっていた。今は船内でランチを食べる優雅さである。
船内では私達と同じように北海道の北の方へ行く老夫婦とバイクでどこへ行こうかと考え中の女性がいた。私達も老夫婦も、「知床のカムイワッカの湯の滝などがいい」などとお節介する。旅は道ずれ。

襟裳岬が見えてきた。
波しぶきを上げ、進む。しかし、そのそばには赤潮もあり、分けて進む。
赤潮。プランクトンの発生である。本来は富栄養化の象徴だが。

沖合でも、プラスチックごみが浮かんでいたり、赤潮が出たりと、海は意外にも汚かった。
海のかなたに石油貯蔵タンクなどが見えてきたら、苫小牧だった。
着いたのち、日高道という無料の高速道を走り、新冠の先で一般道へ。
牧場に白馬がいたりと、北海道らしい光景が広がる。
様似の近くで、アポイ岳が見えてきた。明日はいよいよアポイ岳だ。

様似に通じる国道336号から見えたアポイ岳。

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