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人が怒る時

人が怒る理由は2つしかないと思っている。

・本人の勉強不足
・本人のプライドが傷つけられた時

私は滅多に怒らない。大体は私の勉強不足による視野の狭さだし、中途半端なプライドはむしろ持っている方がダサいとも思っているから、イラつくことがあっても全力でこらえる。


仕事が終わり、晩御飯を食べながら秘密のケンミンショーを見た。彼女も一緒だ。


関西人は「でしょ?」を敬語だと思っている


これには流石にへぇーっと思った。

確かに、目上の人に「でしょ?」と言っているのは見たことがあるが、当人の関係値もわからないし、その人の性格もあるのでスルーしていた。


これを、関西人の陽気な性格で片付けずに敬語だと思っていると見つけた非関西人はすごい。

しかし、ここで彼女と話合いになった。

関西人が東京に出てきて、目上の人に「でしょ?」といってお客さんが大激怒したら誰が悪い?

という話。

・お客さん
・関西のカルチャー
・関西人
・関西人の上司

彼女は誰も悪くないと答えた。関西人はそこから学べば良いし、上司は想定できないからとのことだ。

私は違った。お客さんが100%悪い。お客さんは言葉遣い、つまり勉強不足について怒っている。だとしたら、関西の言葉を知らないお客さんもまた勉強不足だからだ。

全く怒ることができる立場ではない。恥じるべきだ。そもそも、怒る必要はない。まずければ注意すれば良いのだ。どれだけ自分が偉いと思っているのか。


つまり、勉強不足に加えて、自分のことを偉いと思っているプライドの高い人間。しかも、人様に向かって、それを怒りとして他人にアウトプットしてしまう。

この人以外に、悪い人物は1人も出てきていない。

こんなことを彼女に話している時、なにか、社会対して思っている違和感が吹き出た気がした。

私もなってしまうのだろうか。
数十年早く生まれただけで、若者より偉くなった気になってしまうのだろうか。

経験を重ねることが、役職に就くことが、お金を稼ぐことが、人に嫌な思いをさせて良い権利を得る階級になるとはどうしても思えない。そんな階級は存在しないというのは綺麗事だろうか。

存在もしない「お客さん」に熱くなってしまった。これも私の勉強不足なのだろう。社会は難しい。

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