贅沢な悩みの吐露

もう俺は大人になりつつある。

社会のことはある程度分かったし、人とどう接せばいいかとかもある程度分かってきた

気づいたら人生の攻略本みたいなのを手にしてて、その通りに進めたらある程度クリアは出来ちゃう気がしている。

けれど、そのゲーム楽しいのかね果たして。

攻略法を何も知らないまんま、さまよいつつ、色んな人に迷惑をかけながら、何とか生きてきたのが高校大学時代だったなと思う。

けれど、その時代からは抜け出せた。その抜け出せた瞬間はこれから働く会社から内定をもらった時だと思う。

そこからはパッと道は開けた。あぁこういう事だったのかと。

そしたら、そこからは攻略法どおりに進めさえすれば、もうある程度順調に生きていけるような気がしている。

けれどもそんな人生楽しいかね?というのが、贅沢な悩みだ。

確かに贅沢だ。上手く行ってるもん。
何か紆余曲折しながら、誰にも打ち明けられないような悩みを抱えながら生きている人からすれば、「お前は解脱したんだろ?いいじゃねぇか、恵まれてるじゃねぇか」と言われるだろう。

そう言われればぐぅの音も出ない。はたから見たらそんな悩み贅沢だもん。

でも、なんだか静かに寂しい。

そんな心境の変化が、内定後一気に襲ってきた。今までの紆余曲折してた自分とは別人になりすぎていて、怖い。

あの頃の自分は、あれはあれで可愛かった。けれども苦しかった。だから解脱した方がいいのは間違いないんだろうな。

けど、スピードがあまりにも速すぎる。今まであんなに苦しんでたのに、今になって急に楽しい事が降りかかり過ぎている。だから、ほんとになんだか怖い。

でも、紆余曲折しながらも自分なりに頑張ってきたおかげで今の自分がいて、結果恵まれたポジションを何とかゲットした。それは喜ばしい事だ。

けれど… 昔の自分は今の自分をどう見るだろうか。じとーっとした目で今の俺を見て、なんだよこいつよって思っていそう。そして精神崩壊しそうな時の昔の自分は、今の自分にムカつき、もしかしたら後ろから包丁で刺しに来るんじゃないかとさえ思う。

だから、極力恵まれてるアピールをしないように心がけないとと思っている。昔の自分に似た奴からしたら、人生の攻略本を手に入れて幸せな人生を送っている奴なんて大嫌いだろうからだ。

でも、やはり楽しいものは楽しい。そして色んな人に囲まれて、色んな人と良好な関係をある程度築けていて、自分のすべきこともきちんとやれていて、それがある程度ちゃんと報われていて、幸せだ。

だけど、まだ昔の自分が後ろから見ている気がしている。JOKER渡辺が地縛霊として常に背後にいる気がしている。そして、そいつはいつでもお前を殺してやろうという目をしているかもしれない。

それがなんだか怖い。怖いよぉ。
そんな悩みを、親友?彼女?と深夜に電話してる時に気づいたら吐露していた。

贅沢な悩みだなと一蹴されたけど、なんだか共感できる部分もあるみたいで真剣に聞いてくれた。

そうやって話してくれる友だちがいることがまず嬉しい。そしておそらく俺はその親友?彼女?にしか詳細なことは打ち明けられない気がしている。

だからこのくらいの吐露が限界かな。

でも最後は、結局こういう悩みをみんな内に秘めてるんだろうし、俺等もずっとこういう悩みは無くならないんだろうなっていう話で終わった。

そしてまだ実際に働いてるわけではない。だから、その時にまた新たな悩みは出てくるはず。

その時が来てないのに、なんか解脱しちゃってつまんないなぁとか言ってるのも滑稽な話かもしれない。まだ21歳の若造が何生意気にもうこれからは余生だなみたいなこと語ってんだよっていう気持ちもある。

けれど、ある程度良い企業に内定を貰って、心境がガラッと変わったのは事実だ。
だから、こんな誰も見ないnoteで色々書く気分になった。
とにかく俺は人格形成をある程度完了して、社会の事もある程度分かって、もう紆余曲折してた高校大学時代の自分からは抜け出せた感覚がある。そして、内定を機にガラッとこうなった事に幸せと戸惑いを感じている。

結論、人生は難しいね。どういう道を歩めばよかったのかなんてホント分かんねぇよ。誰か教えてくれよ。けど誰も教えてくれないんだろうな。結局ずっと自問自答しつつ、たまに誰かに相談しながら、自分が頑張るしかないんだろうなってことで締めようと思います。読んでいただきありがとうございました。









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