岡村 敏也

岡村 敏也

最近の記事

星野富弘さんのご逝去

 星野富弘さんがお亡くなりになった。  個人的に星野富弘さんは『障害者差別の論理を超えて』の第3部に出てくる、「障害者が生きる意味・価値」という章のなかで始めて知りました。 星野富弘さんはご本人が絵筆をくわえ懸命に絵を描く姿を見る人がいて、生きる励みになったというエピソードがあります。 それを聞いた星野富弘さんは自分もなんか誰かの役に立っているんだな、と思ったそうです。 人は自分自身のために生きていても構わないと思いました。 ご冥福をお祈り申し上げます。 お疲れさまでした。

    • 当事者研究

       当事者研究とは当事者である患者本人が、自分の症状や病気についてオリジナルな名前をつけ、研究しそれを発表すること、である。  斉藤環著、訳『オープンダイアローグとは何か』医学書院、2015年、61ページ

      • 能登半島沖地震の避難所のろう者の孤立

         記事は奥能登のろう者が避難所では孤立する様子を伝えている。  当事者でない私はなにをすべきなのか。  本当にわからない。避難所のろう者のために活動するのはパターナリズムになるのではないか?  こうなったときの原点は「まずは知ること」である。  電話リレーサービスも活用してもらいたい。

        • NHK toi-toiより

           NHKの番組、toi-toiを見た。  この番組は、一つの問いに対して、それぞれが話し合い問いを深めていく番組である。  今回は「役に立つとはどういうことか」である。  番組の特徴は問いに対して、問いを深めていくことである。  様々な意見のなかで気になったのは、「役に立つかどうかは時間差でわかる」ことである。他の表現だと「Time will tell」とおっしゃっていた。  何が役に立つのかについて、時間はキーワードのように思えた。

        星野富弘さんのご逝去

          地方創生と障害者権利条約

           地方創生のキーワードは「自分たちの地域は自分たちで決める」である。  これは障害者権利条約の基本的な考え方「私たち抜きに私たちのことを決めないで」に似ている。  これが地方創生について  これが障害者権利条約についての本  おわり

          地方創生と障害者権利条約

          おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!

           おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!  あらすじ  昭和的価値観を持ち続けていた父親、沖田誠はひきこもりの息子翔(かける)の友人五十嵐大地にゲイと伝えられる。沖田誠は五十嵐大地と友だちになり友人関係を通じて価値観をアップデートしていく。また父親沖田誠を中心に母親、沖田美香、姉、沖田萌、息子、沖田翔がそれぞれ変化していく。さらに沖田誠の勤め先である会社でも変化が起きる。  本作品について、以下の3点について記述したい。それは、第1に暴力について。第2に叩かれる父親につ

          おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!

          アウンティング

           以下、『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』のネタバレが含まれています。ご容赦ください。  ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』第5話より  沖田誠が砂川円に対してアウンティングをする場面がある。  アウンティングとは日本ノハム協会によると  「アウティングとは、人のSOGI(性自認、性的指向)を、LGBTQ+ 当事者の許可なく他の人に言いふらしたり、SNSなどに書き込み暴露することをいいます。」  URL   個人的には、沖田誠がupdat

          アウンティング

          統合失調症

           岩波新書の村井俊哉さんの『統合失調症』。  はじめてこの病気を聞いた人向けの新書、  原因や症状、経過など詳しく書かれている。  この本のなかで気になったのはオープンダイアローグと当事者研究である。  オープンダイアローグは過度な期待があるから慎重である一方、  当事者研究は肯定的に捉えているのが印象的だった。 追伸。写真はビューティフルマインドの画像検索からお借りしました。

          統合失調症 座談会より

          NHK、統合失調症 当事者座談会を見ていて思ったこと。 5名のかたがそれぞれお話しをされているのですが、 上下関係になっていないことが印象的でした。 働いているから上、具合が悪いから下とならない。 これは日向ぼっこと同じです。 中野実さんの『近代という病いを抜けて:統合失調症に学ぶ他者の眼差し』批評社より参考にしました。

          統合失調症 座談会より

           やまゆり園事件を通じて考えてみたこと Vol1

           映画『月』について  統合失調症のひろばに映画『月』について取り上げられている。具体的な号は忘れた。私はそこで初めて知り、産経新聞で映画化されることを知り、具体的な日時は忘れた。  ここで映画「月」のオフィシャルサイトによると、多くのコメントがある。これは素直に驚いた。映画のオフィシャルサイトのURLはこちらhttps://www.tsuki-cinema.com/ 

           やまゆり園事件を通じて考えてみたこと Vol1

          植松聖さんのいうこと

           衆議院議長への手紙より  重度障害者が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる社会を目標としている。  障害者は不幸しか作ることができない。  障害者を殺すことは不幸を最大まで抑えることができる。  障害者は生きる価値があるのか。  人間が生きる価値はなにか。  価値とははじめからあるものなのか。それともある時点からあるものなのか。  障害者は生きる価値があるのか、という問いが立てられるならば健常者は生きる価値があるのか、

          植松聖さんのいうこと

          世界自閉症啓発デー

           駅でセサミストリートに新たに登場したジュリアを見かけた。  ジュリアは自閉症を抱え、ビックバードたちといる。  掲示板を見ながら自閉症を思い返していた。  4月2日から8日までは自閉症啓発週間である。  URL http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/  URL https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916538  URL https://tg-net.co.jp/ta

          世界自閉症啓発デー

          八王子 滝山病院 暴行事件

          本記事は2023年3月22日時点でのまとめられる情報と留める。 事件の概要  2023(令和5)年2月15日(水)、東京都八王子市滝山病院において入院中の患者に対して暴行を行った50代の看護師が警察に暴行の疑いで逮捕された。警視庁はこの看護師を含む4人が暴行をしたとみて捜査をしている。代理人弁護士が都庁で記者会見を開き、病院の家宅捜索、東京都による立ち入り検査も行われている。  使用したもの  https://www3.nhk.or.jp/news/html/2023

          八王子 滝山病院 暴行事件

          北海道 清流の里 小まとめ

           URL https://www.sankei.com/article/20221206-ZSD2R3XYEVPVROUHOSEPVJZTHY/ 閲覧日 2023年1月1日(日)  2022(令和4)年12月6日(火)、産経新聞の取材において北海道西興部村の「清流の里」にて虐待していることが判明しました。  入所者13人に対して、男性職員6名が計38件の虐待を行っていたことが判明しました。施設を運営する「にしおこっぺ福祉会」は利用者へのお詫びと弁護士を含めた外部の委員会を設置

          北海道 清流の里 小まとめ

          中井やまゆり園について 小まとめ

           中井やまゆり園で起きた出来事について報道で明らかになっていることを基本として述べたいと思います。  URL https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dn6/prs/r8371072.html  引用 23年1月1日(日)  2022(令和4)年9月5日(月)神奈川県に対しての記者発表あるいは記者自身が明らかにした資料より。  令和元年7月に発覚した骨折事案より、複数事案が発覚したため、同じ年の3月3日に「外部調査委員会」を設置し、さらに4月26日

          中井やまゆり園について 小まとめ

          北海道 西興部村 職員懲戒免職

           NHK記事より  https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221226/7000053820.html  閲覧日 2022.12.27(火)  

          北海道 西興部村 職員懲戒免職