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映画・ドラマ企画案 田村麻呂の京

企画案

田村麻呂の京

1全体の企画内容

法華経の圧倒的な世界を映画化する前代未聞の挑戦である。
一つの宗教や宗派にとらわれない作品を目指す。あくまでも人間ドラマの中に法華経の世界を浮かび上がらせる。主として仏たちが空中に集結する虚空会(こくうえ)の儀式を扱う。
また、本映画のドラマの中心となるのは、武将、征夷大将軍の坂上田村麻呂とする。田村麻呂を主人公とする。
坂上田村麻呂は京都を代表する清水寺を建立した人物である。京都、清水寺を建立からはじまり、蝦夷討伐でアテルイ、モレとの関係の中から人々との争い、人間の暗部を目の当たりにし心の葛藤を抱えた田村麻呂。迷いの中にあった田村麻呂は最澄に出会う。最澄から法華経の世界の教えを得る。田村麻呂は最澄と共に現実と幻想の狭間を彷徨いながら、法華経の中にある虚空会の儀式に参加する。そこで田村麻呂は釈迦を見る。現の世界から戻った田村麻呂は心に平安を得るのだった。最澄から日本の未来の話を聞きながら、その生涯を終えた。

坂上田村麻呂、令和を生きる人間と変わらない心の葛藤と成長、そして癒しを描く。

2映画化の魅力・ポイント

登場人物について
坂上田村麻呂
征夷大将軍という名称のみが一般的には流通しているのみなので、ビジュアルを含めて圧倒的な存在感を作り出せる。

三善高子
田村麻呂の妻。映画での唯一の女性。観音菩薩として幻想シーンで登場させる。

アテルイとモレ
東北の謎多き存在の二人で興味深い存在である。

最澄
平安時代のカリスマ僧侶。田村麻呂との邂逅という魅力的なシーンを生み出す人物。

賢心
田村麻呂の信仰心のはじまりに現れた僧侶。
京都、清水寺を田村麻呂が建立するきっかけを作った。

釈迦
教主釈尊。法華経の中で空中に浮かび上がった釈尊と如来、弟子たちは虚空会の儀式に参加する。神秘的な魅了を放つ。大映の永田雅一制作の仏陀では後半、顔を大写しにはしなかったその表現を引用したい。

以上、坂上田村麻呂をはじめ、最澄など魅力ある人物を登場させる。
これは作品にとっての推進力となる。
これら人物の魅力は国内のみならず、海外の人々にもインパクトを与えるはずだ。

キャストに関して

坂上田村麻呂
容姿端麗が望ましい。
歴史に興味のない方々にも楽しんでいただけるよう。
蝦夷討伐の相手アテルイも田村麻呂とはタイプの異なった野性的な風貌が望ましい。アテルイの部下、モレは個性派な芸術家的な雰囲気があると良い。
最澄は魅力的な個性派に。
釈迦や大日如来はイメージが確定しない容姿にする。

美術について
鮮やか色合いを用いて印象的な世界を作り出したい。
映画の美術家や可能なら京都の芸術大学の学生を取り入れて、斬新な舞台美術や衣装を取り入れたい。

3あらすじ

坂上田村麻呂は音羽山での賢心と会い清水寺を建てた。蝦夷討伐に向かいアテルイに共感するものがある。武神に祈り勝つが心に引っかかるものがある。カリスマ僧侶、最澄に会い、唐で学んだ法華経の話を聞く。
法華経の世界に魅了される。最澄はまた奥州藤原氏、日蓮の登場を予言するのだった。
やがて討伐の傷も癒えると亡くなる。

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