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アリとキリギリス

こんにちは、Yu+です。

今回はイソップ童話の「アリとキリギリス」を紹介します。

暑い暑い夏の日
アリたちは冬に備えて一生懸命働いていました。

そんなある日、一匹のキリギリスが草陰で歌を歌っています。

キリギリスは聞きました。
「アリさん、アリさん、
 何で君たちはこんな暑い日に汗水たらして働いているんだい?」

アリは答えました。
「冬に備えて食べ物を集めておくんだよ。」

キリギリスは
「へぇ、暑いんだから、もっと楽しめばいいのに。」
と言って、歌を歌い続けました。


そして、秋が過ぎ、冬が来ました。


つめたい雪の降る中
ぼろぼろの服を着たキリギリスがお腹をすかしてさまよっていました。
「さむいよぉ、おなかがすいたよぉ。」

すると、暖かそうな家を見つけました。

アリたちの家です。

キリギリスはノックをして、アリたちに聞きました。

「寒くておなかがすいているので、何か食べ物をいただけませんか。」


アリたちは
「いいですよ。家の中に入って暖まってください。食べ物をあげますから。」
と言ってキリギリスを暖かく迎えました。


でも、このお話は国によって結末がちがいます。


ある国では、
「夏に遊んでばかりいるから、そういうことになるのさ。
 しょうがないね。」
と言って何もあげずにドアを閉めてしまうのです。


私は家に迎え入れる終わり方がいいなと思いました。

人に優しくすれば、いつかは自分に返ってきます。
時として、自分と深い仲にある人に返るときもあります。
自分の周りに優しさが返ったとしても、自分自身も心が温かくなります。

めぐって最後には自分にくる。
優しさが連鎖することで、さらに優しさがうまれる。
あったかい世界になればと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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