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【パイロット×型式移行】

<<<はじめに>>>


今回はパイロット業界ならではの「型式移行訓練」についてお伝えいたします!
私たち夫婦もパイロット人生の中で何回、型式移行を行うのかわかりませんが、その都度仕事の環境が変わりますので刺激的な人生行事の一つと言えます。

パイロットを志望されている方は気になる内容だと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。


<<<型式移行訓練とは>>>


航空法によると
「型式移行訓練とは、ある型式限定を要する型式の航空機に乗務している航空機乗組員に対して、同一の業務範囲(機長又は副操縦士又は航空機関士)のまま、他の型式限定を要する型式の航空機の乗務を行うために必要な知識及び能力を付与するための訓練をいう」と書かれております。

航空法の文言だけみてもよく分からないと思いますが、簡単に申し上げると「現在、乗務している飛行機とは異なる飛行機に乗務するための訓練」ということです!
例えば、エアバス320に乗務していてエアバス350に乗務することになったら、同じエアバスの飛行機でも訓練が必要ということです。


<<<就航先>>>


機種ごとに航空機の性能やシステム、操縦方法が異なるためその勉強は必要ですが、型式移行をすることで大きく変わる点の一つに就航先の違いがあげられます。

よく友人に国内線パイロット?国際線パイロット?と聞かれますが、国内線or国際線といった路線の縛りはなく、会社がどの飛行機種をどこに飛ばすかで行き先は決まります。
例えば、大型の飛行機に乗務しているのであれば主に国際線を飛ぶものの、新千歳や福岡、沖縄、大阪など行く可能性もあります。小型の飛行機であれば殆どが国内線になり、国際線を飛ぶにしても韓国や中国などアジアに限定されます。


<<<収入>>>


以前にもお伝えしましたがパイロットの収入は飛行時間によって異なってきます。
つまり、飛べば飛ぶほど収入が増えるという計算です。そのため、基本的には国内線よりも国際線の方が飛行時間は長くなるので収入は上がります。
具体的な差は難しいところですが200万〜300万円ほど変わってきます。結構、差は大きいです。


<<<まとめ>>>


以上となります!
今回は型式移行についてお話しさせていただきました。もし、その他のトピックやご質問等があればご連絡ください!

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