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えっ⁉なぜ? 言いがかり・・・言霊の幸わう国であって欲しい

えっ⁉なぜ? 言いがかり・・・


雨の日曜日・・・近くのショッピングモールに末娘と買い物に出かけた。

娘が洋服を買っていて、私は先に店の外に向かい歩き出した。
何時になるかな?とスマホで時間を見ようと目線を手元に移した時に、右前の洋服の棚の右側の細い通路にしゃがみこんで、一番下の棚の脇に並べるようにバッグの入り口を大きく広げている女性が見えた。棚に畳んだ洋服たちと広げたバックの高さが妙に一緒で違和感を覚えた。
あえて店員さんの死角で何か不自然にしゃがんでいる女性。

特に何を考えてというよりは、意外な場所に人影があったので『えっ?』と少しびっくりしてスマホからその人の方へ自然と視線が動いてしまったのだが・・別に見ようとしてみたわけではない・・・

けれども、私の気配に顔をあげたその女性と目があってしまい「なんなんですか!」or「何みてるんですか?」というような言葉で、まるで私の事を責めるような強い口調で言われてびっくりしてしまった。

たぶんわたしは「見てないですよ」と優しめな声で冷静に答えたと思うけれど・・咄嗟の出来事に唖然としていたので、実ははっきりとは覚えていない。
その女性が顔をあげた時の、少し焦って頬が赤く染まった表情と
ムキになったような口調だけが脳裏に焼き付いてしまった。

その女性はバタバタと広げたバッグを閉めて立ち去りながら、また「何か言いたいことがあるならはっきり言ってください!」と言う。
聞き流そうと思ったけれど・・ちょっと怒りが伝染?売り言葉に買い言葉ではないけれど、「何も言いたいことなんてないですけれど!」と背中に向かって私まで強めに声を出してしまった。

「なら、いいです」と強く言い捨てて急ぎ足で立ち去る姿に、最初にちらっと感じた違和感を更に強く感じ、近くの店員さんに軽く経緯を話し、大丈夫かとは思うけれど、もしかしたら商品を持って行った可能性もあるかもしれない旨伝えた。
その昔、数寄屋橋阪急の婦人服売り場で働いていたこともあり、売り場の人目線で心配になってしまった。

「防犯カメラを確認しておきますね、嫌な思いしてしまいましたね、大丈夫でしたか」と定員さんは心から心配してくれている口調で言ってくれたので、平常心にスッと戻ったのだが・・・。

強い口調で言われると・・・やはり私も心が乱れる。
昔ほど影響されはしないけれども、ちょっとの時間はイライラっとした気持ちを抱いてしまった。

まぁ、わきあがる感情に良い悪いは無いというし、イラつくのも仕方ない。
防衛本能のようなものだ。

そのあと、どうその感情を扱うかが大事。

幸い、店員さんの対応も優しく、共感していただいたし、そのあと星野珈琲に行き、末娘に星乃珈琲店でパンケーキをご馳走してもらい、美味しく食べていたらすっかり忘れてしまっていた。

単純なものだ。


キャラメルりんごといちごのスフレパンケーキ 美味しかった
星乃珈琲の織姫ブレンド


いろいろな人がいて、いろいろな価値観があるけれども、一人でも多くの人が心穏やかに過ごせる世の中になって欲しいと思うし、少しでも誰かの幸せに貢献できるような活動をしていけたらなと思う。

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言霊の幸わう国

古代の人々は、言葉に霊力が宿ると考える 「言霊信仰」 を持っていて、
美しい心から生まれる正しい言葉は、その言葉通りの良い結果を実現し、
逆に、乱れた心から生まれる粗暴な言葉は災いをもたらす、と信じていたといいます。

万葉集の柿本人麻呂の歌
「しきしまの大和の国は 言霊の幸(さき)わう国ぞ ま幸(さき)くありこそ」 
・・・この日本の国は、言葉が持つ力によって幸せになっている国です。これからも平安でありますように・・・という意味です。

今も変わらず、良い言葉からは良い気持ちが溢れるし、聞いた人の心にもあたかなものが生まれ、乱れた心からうまれる乱れた言葉、乱暴な言葉は嫌な波動をうみ殺伐とした心が伝わり、熱伝導のように心を乱してしまうこともありますよね。

言霊の幸わう国・・そんな気持ちをみんなが意識していけたら、もっと平和な世の中になっていくのかもしれませんね。殺伐とした言葉を聞くたびに思います。

言うは水に流し、聞くは石に刻み



言い回しはいろいろあるようですが・・
言ったほうは忘れてしまうけれども、言われた方は石に刻み込むように覚えている物です。
そんな言葉を自分にも言い聞かせるようにしています。

心穏やかに、楽しく保てるように心がけていきたいものです。

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