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「同世代の男たち」のガンが気になる

 白血病とは「血液のガン」。そうはっきりと呼びません。同じように「脳腫瘍」も「脳のガン」と言ってくれればワタシ的にはピンとくるのに、そうは言われません。なぜなのかな?と素人考えでずっと不思議でした。
 とくに「白血病」になって「病名イメージ」って大きいなと思います。
 そんなワタシが、近頃気になる同世代の男性がん患者たちのことを書いてみました。
 
 さてガン患者となってから、ネットでやたらと「ガンになった有名人」のワードが気になるようになった。それも同じ世代の男性ね。自分は65歳なのでその前後3年の人たちのことが気になる。
 
 森永卓郎氏(経済評論家)にすい臓がんが見つかった。ステージ4という。抗がん剤との相性が悪く、かなり苦労した。今は新薬の投与となり体調はいいという記事を読んだ。
 百田尚樹氏(作家)も先日、ガンの宣告を受けた、と書かれていた。当初は部位は明らかにしていない。手術成功後に腎臓がんとカミングアウト。百田氏は67歳のはず。その気持ち、よくわかる。
 そして山崎元氏(経済評論家)が喉頭がんで先日他界した。同じ65歳。ほぼ2年前に見つかったとのこと。以前から隠れファンだった。
 桑野信義氏(トランぺッター)は大腸がん。抗がん剤が合わなくてかなり苦労した挙句、抗がん剤治療を断念したと。ストーマ後の排泄障害の苦労はかなりのもので、ネットに洒落っ気ある文章を書いている。彼は66歳のはず。
 年末からだけでも「多い」と実感する。
 
 今、ワタシは無菌の病室にほぼ隔離状態だが、無菌病棟内は移動できる。
 入院している人とはほとんど顔を合わせることがない。一度だけ、先日、70代?の男性と顔を合わせるけど、会釈程度でおしまい。
 
 無性に同世代の白血病仲間と話したいと思うようになった。だけど、まったくツテがない。70代以上や50代では時代の感覚が少々違うからだ。
 まさに昭和30年代の白血病同士で話がしたいんだよね。
 
 そこに飛び込んできたのが先に紹介した4人の方々。ドンピシャじゃないですか。まずはうれしくなった。どの人も発信型でいろいろと本音を語ってくれているからだ。山崎元氏もnoteに半年前から書き込んでいたらしい。
 
 だから自分もnoteに「語るように書いてみよう」と思ったわけ。
 
 誰かに届けたいというより、誰かの役に立つため、という高尚なものではなく、わがまま気ままに書いてみようとね。・・・つまりは、自分なりにラクな気分で書くことが心のバランスをとるにもいいような・・・(^^;)。
 
 書いていると「もう一人の自分」と語り合っている気分になれるから。
 
 白血病と宣告されて早や2カ月半・・・いつも死や生について思いつめて考えている日々ではない。正直、それはつらすぎるし疲れる。
 幸い、病室なんだけどオンラインで仕事にも取り組めているのは、気分転換にもなっているけど、それはそれ。
 
 仕事関係に同世代で語り合える男性ガン当事者がいるわけではない。
「ああしゃべりたい・グチりたい。もたないっすよ、これじゃ!」
自分におどけてみるくらいがせいぜいだが、ちょっと気がラクになるのが実に不思議。
 
 こういう時、ラテン系の人はどんな風に考えるのか、俄然、興味が湧いてくるなあ~。
 

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