ひでさん

これから少しずつ世の中に慣れて社会復帰していきたいと思っている、元受刑者の28歳です。…

ひでさん

これから少しずつ世の中に慣れて社会復帰していきたいと思っている、元受刑者の28歳です。ヤンキーではありませんw 普通の仕事をしながら自分の人生をもっとよくするため世の中の人たちを少しでも幸せにするために私に出来ることをしていきます。性犯罪という最低の人間から普通の人間になります。

最近の記事

人生って何が大切なのか

お久しぶりです。 最近、転職してから本格的に仕事が忙しくなり色々考えてしまいました。 思ったのは 「定年まで働くならこの職場で、この仕事を30年続けるのか・・・」 「この職場のつまらない人間関係で人生終わるのか・・・」 「みんな昇給額低いって言ってるし転職視野に入れよう」 こんなことです。 一つづつ語らせてください。 ①定年まで働く 今、数人のベテラン社員に仕事を頼まれて手伝っている状態です。 段々と自分のできることが増えていくことに楽しさも覚えています。 でも自分が

    • 普通の大学生が刑務所に行くまでpart3

      私が刑務所に行くまでに拘置所で仲良くなった人についてお話します。 その人達はそれぞれ殺人未遂・詐欺で捕まっている人でした。 殺人未遂で捕まった人はBIG4(世界有数の会計事務所)のうちで働いていた人でした。 もちろん証拠はありませんが黒人の方と英語で話していたり留学や努力とはなにかなどの言葉に説得力があり本当だったんだと思います。 その人は彼女が浮気をしていて、それを問い詰めたら逆ギレされたそうです。 「ムカつくでしょ!?殺してみなさいよ!ほら!」 と首を出してきたそう

      • 川越少刑で学んだ勉強することの大切さ

        勉強に目覚めるまで私は川越少年刑務所に逮捕後一年が経過してから入所しました。 それまで裁判員裁判で裁判までの時間が長く、弁護士の都合などもありここまで時間がかかったのです。 刑務所に行くまでの間は現実逃避で小説を読んだり、ラジオを聞いて必死に今後の自分の人生と向き合うことを避けていました。事件については裁判が近づくにつれ準備をしなくてはいけないと自分から向き合うことができましたが、なかなか自分自身の今後については考えらえれませんでした。 裁判で判決が言い渡されたとき、

        • 私が犯した犯罪は性犯罪 

          私は犯罪で一番嫌悪されるであろう性犯罪を今から10年ほど前から始めてしまいました。それは次第にエスカレートし、最終的には懲役6年の判決を受け川越少年刑務所に服役することになりました。 当時の量刑・性犯罪だと二人ぐらい強姦するとこのくらいの刑でした。 でも私は強姦罪ではありません。 そういったことを踏まえて読んでいただけると、私の犯した罪の重さがご理解いただけると思います。 大学生のころだったと思います。 最初は人のいない場所での露出から始まりました。 夜中に人のいないと

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          刑務所を思い出しながら感じる幸せ

          皆様明けましておめでとうございます。今回の記事では年末年始に感じた、刑務所ではできなかった外の世界での幸せについて書いていきたいと思います。 一昨年の 10 月に。長野刑務所出所し外で年末年始を過ごすのは 2 回目となりました。去年の年末年始は 12 月 28 日にコロナにかかってしまったため、ホテル療養を 1 週間以上しました。 そのため、ずっと缶詰状態で、刑務所にいた頃より少しマシな程度の生活でした。そのため、今回のが出所後初の年末年始生活となり、すごく楽しみにしてい

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          いじめの最高峰。初めての雑居(共同室)

           お久しぶりです。 今日は、私の受刑者生活で一番嫌だったこと、共同室での生活についてお伝えしていきたいと思います。 共同室とは皆さんが想像するザ・刑務所といった感じの部屋です。約12畳の部屋に少なければ三人。多いと7人が入り生活します。6人や7人ともなると自分のスペースは一畳もありません。 それはその部屋の中にシンクとトイレのスペースもあるので本当に狭いです。川越のトイレは換気扇もなく和式だったので匂いが部屋まで漏れてきます。(おじさんがうんこしてる時が最悪です) 刑務

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          刑務所を出て一年

          約一年ぶりに記事を書きます。人生を取り戻しこの1年、たくさんの経験があり全然時間がありませんでした。 これまで出所してから派遣社員としてずっと働いてきました。その間、更生保護施設で半年お世話になったのちに一人暮らしを始めました。 出所してすぐは仕事を探すことがものすごく大変でした。日雇いで面接なしの会社は入れましたが給料は安く、とても不安でした。毎日、日給9千円で働いていました。生活費がほぼゼロの施設にいる間じゃないと到底生活できない額でした。 その後ハローワークで協力

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          人として正しい道に進みたい

          皆様お久しぶりです。 今回は最近私に起きた出来事についてお話します。 ほとんどグチになります。すみません。 私は現在更生保護施設で生活しているのですが、先日服と食品を盗まれました。犯人はわかっていませんが、確実に同じ住民の誰かです。 「みんな出所して社会復帰を頑張るんだ」 「刑務所に戻されるし変なことしないだろう」 そう思っていた私に甘い考えだったと痛感した出来事です。 世間的には大した額ではないと思います。5千円ほどでしょうか。でも出所してきて少ない所持金から買ったも

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          クソ甘考えの大学生が刑務所で学んだこと

          皆さんこんにちは。 今回の記事は刑務所までの過程を少しお休みして、捕まる前と後で変わったことを綴っていこうとおもいます。 時間皆さんは平等に与えられたと感じているだろう、この資産をどう活用していますか? 捕まるまでの私は無限の時間を信じて疑わずダラダラと無駄な時間を過ごしていました。 例えば、家で何もせず好きでもないテレビを一日中見たり、なんとなく買い物に出て1日何の成果もなく過ごす。これは普通でした。 研究室にいっても友人とゲームして終わり。研究室に行きたくなければバ

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          普通の大学生が刑務所で過ごすまで。part3

          皆様、この記事を読んでいただきますありがとうございます。 前回は拘置所での生活について書いたと思います。一般の人は決して知ることのない被疑者、被告人の生活について知って欲しいと思いこういった記事を書いています。 なぜかと言うと加害者は皆さんから死ぬ程、税金を奪っているからです。もちろん私も皆様のお陰で生きてこれた人間の1人です。だからこそ申し訳ないと思い、今頑張って働き少しでも社会に貢献したいと思っています。 税金の使い道は風呂や食事だけではありません。 ・祝日に必ずで

          普通の大学生が刑務所で過ごすまで。part3

          普通の大学生が刑務所で過ごすまで。part2

          読んでいただきありがとうございます。初回が思ったより皆様にスキをいただけて、もっと頑張って書こうと思えました。これからも応援していただけると嬉しいです。 前回は拘置所の生活について書いたと思います。具体的に記憶に残ってることを今回はご紹介したいと思います。 移送されると私はC棟7階で生活することになりました。地上11階の7階なので景色を楽しめると思いましたが見えるのは窓の外50㎝ほどの通路のみ。東京拘置所で生活していると外の世界が全く見えなくなります。唯一の機会が霞が関の

          普通の大学生が刑務所で過ごすまで。part2

          普通の大学生が刑務所で過ごすまで。

          私は2016年に逮捕され今年の10月に出所してきました。そう刑務所に収監されていたのです。 まずは警察署の中にある留置所です。 みなさんは想像ができますか?一日中外の見えない部屋に閉じ込められ、トイレは外から丸見え。食事は冷たく食べるとおなかを壊す…でも食べるものがそれしかない。そんな状態に… 風呂は二週間に3回 本を読むか寝ること以外は何もできない 起訴され刑務所に行くかもしれないと絶望する 一般の人からすれば悪いことするのが悪いと思うでしょう。私もそう思ってました。「

          普通の大学生が刑務所で過ごすまで。

          22歳で刑務所、28歳からの人生取り戻す旅part1

          僕は大学生の時に、警察に捕まり裁判を受け懲役6年の実刑判決を受けました。 家族は母と兄の3人で暮らしていました。自分の人生がうまくいかないと思い犯罪に手を出しました。被害者の方々には謝っても許されないことをしたと思っています。 税金を使い6年間過ごしてきた私にとってできることは再犯をせずたくさん働いて税金を納めること、一人でも多くの人の幸せを増やすことだと思います。 罪名や内容は伏せますが、後々必要なら書く予定です。 2022年10月5日に出所しました。現在は東京の更生保護

          22歳で刑務所、28歳からの人生取り戻す旅part1