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頭頸科受診

私 浸潤性小葉癌のお話です
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週1の午後からしかやってなくて、県内の大学病院から先生が来て診察してくれている頭頸科。
待ってる患者さんもそんなに多くなくて、すぐに診察に呼ばれた。

先生の第一印象は「怖い先生」だった。

前に診察している人のやり取りが聞こえてくるんだけど、なんと言うか、

「違う!そうじゃない!!」

みたいなやり取りをしているのが聞こえてきて、

「こっ怖っ!!」

と、なった。
ただでも未知の世界の頭頸科で不安なのに、さらに緊張感が増した。

そして私の名前が呼ばれて、背もたれのある診察椅子に座って診察が始まった。

「A先生からー??(紹介状ね!)何か喉にあるって?あと舌に腫瘍が出来てるって?どれ!」

と、舌を両手の指でムニムニと触診して、腫瘍らしきものも触診して、

「うーん。なんでこんなの出来ちゃったんだろう?何か思い当たる事ある?」と聞かれて、

「うーん。。忙しくて歯医者にずっと行けてなくて、銀歯が取れた時に、ついつい舌の先で触ってたら、こうなった?みたいです。。」
と、私は答えた。

「それだけでこんなの出来ないよ!!」
と、言いながら相変わらず先生は怖いけど、良く触診して見てくれた。

「うん。これは良性!問題なし!よし!問題ないけど、コレ、どうする?」
と、先生に聞かれて私は意味が分からなくて

「えっ??」
と言うと、少しイラッとした感じで

「良性だけど、このままにしてても邪魔だろうし、腫瘍をそのままにしておくと悪性になる事もあるかも知れないから、取っちゃった方がいいと思うんだけど。どうする?取るなら今日、この後取れるよ!」

と言われて、そう言う事か!と理解出来た私は、

「はい!今日取れるなら取りたいです!」
と言って、その日のうちに腫瘍を取る事になった。

「じゃあ今度は喉見るから。口開けて[あー]って言って!」みたいな事を言われた気がする。
なんせ、怖くて、あの時の記憶が曖昧だが、カメラで喉の奥の方まで見た。

のざえる事も少なく、
「そうそう!上手ですよ!」と、看護師さんに褒めてもらえたのは覚えている。

結果、
「あぁ。これの事?(喉に何か出来てると言う物)これは大丈夫!問題なし!はい。喉の方は問題ない。じゃあ、舌の腫瘍、取っちゃうから、この後説明聞いて取ってって。」
と、とりあえず緊張MAXだった初めての診察が無事に終わった。

ホッとするのも束の間。この後、苦行の様な腫瘍を取る作業に入ったのだった。


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