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管理職を降りよう。

管理職への打診を受けたとき、大いに悩んだ。
人によっては、なぜ悩む必要があるのか、共感してもらえないと思う。
給料も仕事の裁量も増えるのに、わがままなやつだと思われるかも知れない。

私の会社では、管理職になると裁量労働制へシフトするため、育児時短勤務や半休・単位時間休などが利用できなくなる。
責任者や承認者としての仕事も増えるから、育児中の私にとっては自由が効かなくなるというイメージが強かった。

実際管理職になってみると、単純に労働時間が増えた。部下の数も増えたので、部下のフォローや管理にかかる工数も増えたし、仕事の内容も今まで以上に重い責任を求められた。
期首の目標に対する達成具合がシビアに評価され、経営層からも熱く、厳しい視線が注がれる。

何とか目標はクリアできたが、生活の主体を子育て・家庭におきたい私にとって、この役割を全うし続けるのは、サスティナブルではなかった。
自分の価値観を曲げながら、仕事を続けることはとても苦しい。

「子育て中の管理職はたくさんいるのだから、自分にもできるかも」と飛び込んでみたものの、だいぶ違うし、だいぶ負担であると気付いた。
多くの人が出来ているからと言って、自分ができる訳ではない。
やる前から分かっていた気もするけれど、一旦飛び込み、体感した結果だから後悔はない。

降格の希望を出せば、きっとそれなりに肩身の狭い思いをすると思う。
来年度のアサインを決め、一安心している上長たちの苦労を思うと申し訳ないのだが。

来週は、上長との期末面談。率直に、包み隠さず、伝えてみよう。

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