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世界史

私は大学で世界史を学ぶ学科に所属している。
高校生のとき、進路を決める際に将来のことや大学で学びたいことをきちんと考えず、当時一番興味のあった世界史を、大学で自分の専攻にしようと決めた。しかし、最近思うことは、「世界史に興味があると言うのは莫然すぎないか…」「どの国、どの時代を勉強しているの? と聞かれたときに曖昧にしか答えることができない…」という2点である。大学での勉強も、思っていたものとのギャップがあり、心から楽しいと思える授業は少なかった。また、大学受験から2年が経ち、知識も抜けてきてしまっている。だが、今から別のことを学び直す、転部、仮面浪人はさすがに不可能だ。今も世界史は好きだし興味がある。来年からゼミが始まれば今よりは自信を持って「世界史が好きだ」と言えるのかもしれない。

父に、「これだけは誰にも負けないというものをひとつでも持てるように」と言われたことがある。父は英語が堪能で、大学で英文学を専攻し、今もなお自宅で英語を勉院している。本当に尊敬するし、そんな父が言うのならば間違いないことなのだろうと思う。
私は今まで、自分自身を説明するために世界史を挙げることを考えたことがなかった。今からでも、世界史が好きという気持ちを自分の強みにできるのではないかと気づくことができた。
ありがたいことに、世界遺産検定や歴史能力検定といった歴史に関係する資格があり、自分の「好き」を極め学習を続け、努力したことを示すことができるツールが存在する。今年はこの二つの資格にトライしてみようと思う。そして、学習しながら、一番の不安材料である「世界史が好き、とはっきり言えないもどかしさの原因」である知識不足も解消できるのではないか。
せっかく入ったこの学部学科としての強みを今後のために活かせるように、勉強に励みたいと思う。

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