見出し画像

終着駅へ行ってみた『室蘭本線第1回』長万部《おしゃまんべ》

※JR北海道室蘭本線の成分
JR北海道の室蘭本線は
北海道山越郡長万部町の長万部駅から
岩見沢市の岩見沢駅を結ぶ本線と
室蘭市の東室蘭駅から
室蘭駅までを結ぶ支線からなる鉄道路線です。

室蘭本線の成分

長万部駅

お しゃ まんべ

長万部と聞いた瞬間よだれが・・・大洪水

そんなあなたは
「北海道ツウ」です

駅弁大会常連
かなやの【かにめし】の発売駅です。

かなやの【かにめし】は日本で最初の
「カニ飯の駅弁」だと言われています。

昭和25年は
日本の食糧事情が少しだけ良くなった頃ですが、
その頃の駅弁は現在より「高価な食事」でした。

室蘭本線の起点駅でもあり、
室蘭出身の小生は函館方面へ旅行する場合
この街「おしゃまんべ」
を通らずに渡島半島を南下することはできません。

おしゃまんべは室蘭人にとって
「こころの関所」です。

室蘭の人間にとって
札幌方面には「とまこまい」
という関所が・・・
苫小牧は室蘭の地位を脅かす
「不俱戴天の仇」ですが・・・
(苫小牧は室蘭を見下して相手にしませんが!)

盛者必衰のまち室蘭

内地という「ハレ」の場所への入り口

函館は「内地の表玄関」です。
青函連絡船が無くなっても・・・
内地へ渡るほとんどの旅人が
aircraft・・・ヒコーキ旅となった
現代でも・・・

こころの連絡船は函館桟橋発です。
この感情は・・・
小生と同年代以上の道産子には説明不要です。

函館は「内地の植民地」です。
上海の租界のような
「オシャレな内地人が行きかう・・・」
表玄関・・・

現実の北海道新幹線は・・・
開業10年を待たずにすでに斜陽産業化の傾向が

北海道新聞2023年3月25日

北海道新幹線の札幌開業は・・・

果たして起爆剤になるのでしょうか?

新幹線開業と同時にJRから経営が切り離される
並行在来線「函館本線」の問題が・・・
長万部の町にも暗い影を落とし・・・

内浦湾(噴火湾)の中心地

長万部町は温泉や漁業資源、穏やかな気候などに
恵まれた明るい街です。
しかし旅行客がイメージする長万部は
日本海側の「陰鬱な街」
お隣の八雲町は日本海にも面していますが
長万部の海は「太平洋」です。

GoogleMAP

かにめし慕情

子供の頃・・・函館へ出張する母親のお土産は
「かにめし」でした。

特急北斗の車内販売では

「かにめし」の売り上げは断トツの一番でした。

小生がイメージする駅弁は・・・いまでも
冷めたご飯の上に毛ガニのほぐし身と
タケノコの千切り・しいたけ・グリンピース・
きゅうりの漬物・小梅・ミカン缶・海苔の佃煮

小生にソールフードがあるなら・・・

もしも明日地球が消滅するなら

「これだけは食べておきたい・・・」

そんな「かにめし」です。

味が抜群で・・・皆様へおススメ・・・

しません。
きっと拍子抜けするでしょうから。
小生にとっては
「美味しいかにめし」も
飽食の現代では
「普通の駅弁」でしかありません。

美味しいものが日本中にあふれている現代
「かにめし」
は割高な駅弁です。
大谷翔平並みの代表選手です。

でも・・・・こころの奥底で・・・

夜遅くに帰ってくる母親の土産・・・
冷めた駅弁の味が郷愁を誘うのでしょう。

郷愁のかにめし

「食べ物の記憶」
食いしん坊の小生は・・・
世界のいろんな場所で現地でしか食べれない・・・

でも「かにめし」が・・・
これが三つ子の・・・ダマしい・・・

ダマされた※¹と思って。
長万部の「かにめし」
食べてみてください。
条件反射テストの仔犬※²ばりに・・・
よだれの洪水が・・・・

※¹ 嗜好については個人差が大きいため
  「かにめし」
  の味覚が万人受けすると保証はできません。
※² 条件反射テストの仔犬の唾液分泌量は個体差が
  あります。
  何㎖以上の唾液が洪水に該当するのか
  明確な定義もありません。

言い訳いいわけがない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?