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~好きなものの話~ 映画「THE FIRST SLAM DUNK」後編


こんにちわ。レザークラフト作家のwiviw(ウィビュー)です。

第2回目の企画、好きなものの話。前回の続きとなっております。
この企画は私の好きなものの話をただただ書いていく企画です。

ここでは、いわゆる「にわか」など関係なしに好きなことを語っていく、
マウンティングなども一切なしの場です。
みなさんが楽しんで読んでもらうことが目的です。

それではさっそくいきましょう。 「THE FIRST SLAM DUNK」です。
前回の記事はこちらから御覧ください。
https://note.com/wiviw/n/n370101cbca8a


■さあ、内容は

でも一番驚いたのは、主人公がまさかの「宮城」だったこと。
最初の海辺のシーンなんかどこなのか全然わからなかったし、
そこでバスケしてる少年も誰かわからなかった。

映画の構成でいうと、過去の回想シーン→山王戦→回想→山王戦、
みたいな構成でしたが、この回想シーンというのが原作には無い話。

この回想は宮城の過去でして、今は亡き兄がいて、
母とのぎくしゃくとか、中学で落ちこぼれだった話とか、
色々と回想されていくんですけども、これがとても新鮮。

ああ、そんな過去があったんだ、だから宮城はバスケを続けるんだ、
そんな感情に浸っていると、スクリーンに山王戦が始まる。

そこで宮城の勇姿が、輝いて見える。とてもいい構成で仕上がってました。

■映画を観戦する

見た人はわかるかと思いますが、僕はこの映画の凄みはアニメーションにもあると思ってます。

あれは今までにない映画体験でした。
ちょっと細かく分析してみました。3点に絞ります。

①映画を観戦するという体験


漫画でのバスケシーンって、シュートを打つときに心理描写が入って、
「このシュートが入ったら俺結婚するんだ!」みたいなのよく見ますよね。
↑よく見ないか笑 まあ言いたいことは伝わるでしょう。

これって現実世界ではあり得ないですよね。時間軸がおかしいですから。
少しの違和感を許容しながら漫画を読むんです。

これはこの映画でも見られます。
でもかなり削ぎ落とされていて、とてもリアルな描写で試合が進んでいます。
漫画ではあったはずの心理描写とかかなり削られていて、
現実世界の1秒が映画の中の1秒になっていて、試合を観戦しているようでした。

これは時に残酷で、現実でもそうですが、時間よ止まれ!みたいなこととか、
ここで止まって奇跡が起きてくれ!みたいなことが起きないわけです。

ある意味映画の特権を否定しているようにも感じられます。
でもこれこそ新たな試みとして、映画を観戦するという体験ができました。
とても素晴らしい試みだと思います。

俺たちならできる。123、勝つ!
宮城かっこよすぎる!


②モーションの精密さ


アニメーション映画ですが、本当にリアルな動きで再現されていました。
シュートフォームも美しく再現され、なんの違和感もありません。

ドリブルの際の身体の重心の移動、視線、素晴らしくリアルでした。
そして一番は、宮城が洞窟からでてきて、ドリブルの練習を始めるところ。

眼の前で宮城が猛練習する様、ドリブルの躍動感、ボールの跳ね返り、
肩、肘の使いかた、全てに命がやどり、心が震えました。

③感動


①と②の組み合わせの連続でこの映画は進んでいきます。
これにより、まるで現実世界に宮城がいる、
眼の前で湘南対山王の試合が進んでいる。

この感覚は、僕たちを映画の観客から試合の観客に変え、
試合の展開に感動させてくれました。

いわゆる没入感を常に演出してくれました。
恐るべし、井上雄彦。

■最後に

長くなりました、映画「SLAM DUNK」について書いてみました。
是非映画館で御覧ください、と言いたいですが、
さすがにもう公開してないでしょう。

もしサブスクとかで解禁されたら見るのもよし、
Blu-rayが発売されたら買うもよし。
いつか映画館でのリバイバル上映もされると思います。

「THE FIRST」とタイトルに入っているのは、
第一弾、という意味ではなく、僕たちにとって「最初の」という意味のようです。
初見で見ても最初のスラムダンクですし、
ファンからしても、まさしく初めてのスラムダンクでした。

まだご覧になってない方は是非ご覧になってください!
最高の映画体験になると思います。
wiviw

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