進学塾Wizz青雲学院

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進学塾Wizz青雲学院

「夢・希望・未来へ向かうお手伝い」「わかる喜び」をより多くの人に 進学塾Wizz青雲学院は愛知県豊橋市・田原市、静岡県湖西市で5教室を展開する今年20周年を迎えた個別指導進学塾です。 皆様の学習のお役に立つ様々な情報を広く発信していきます。

マガジン

  • こんなことがありました。

    進学塾Wizz青雲学院の日々の指導で生徒たちに起こったこと、それに対して私たち教師がどう対応して、生徒がどんな風に成長していったかなどについて語っていきます。皆さんのお子さんの学習や勉強のやり方の参考としてご参考にしてください。

最近の記事

学校へ行かないという選択

有名大学に合格した不登校の生徒 こんなことがありました。 その生徒は理解力にすぐれていましたが、新しいことに直面したときの対応において、不安が過度に行動に影響してしまうようなところがありました。 いわゆる自信がなかなか持てない生徒です。 これまで多くの生徒を見てきましたが、こういう生徒は実は学力の伸びは抜群に良いです。ただ自信があり学習内容に楽しく取り組めているときは良いのですが、自信がぐらつくと勉強が手につかなくなるというような事が起こりがちです。 進学校へ合

    • 公式の意味を考えずにまず覚えようとする生徒たち

      こんなことがありました。 中1の方程式の学習が始まった時、彼女は確かに「この公式覚えればいいんですね」 そう言いました。  私は「この公式はね、まず考え方を理解しないと意味がない公式なんだよ」 そう説明しましたが、彼女はやみくもにノートに公式を写してまとめ始めていました。 そんな姿を見ていて心配をしていたのですが、しばらく経って「方程式がまったくわかりません」と嘆く彼女の姿がありました。 今回はそんなお話です。 新しいことを学び始めた時の様々な反応 生徒が何か新し

      • 学習習慣の改善成果を待っていられない保護者たち

        こんなことがありました。「学校の課題を提出できない」そんな悩みを抱える生徒がいました。 毎日部活に全力を注いで帰宅して課題をやるのですが、とにかく時間ばかりかかってしまい、気づくと午前1時くらいになってしまっていて、そのまま机で寝ていたりするという話でした。  まだ中学の学習のペースに慣れていないということもあったのだと思いますが、とにかくこのままでは体を壊してしまう可能性もあるということで、相談されたのです。  私たちは「どうしてそんなに課題に時間がかかるのか」まずそ

        • 受験勉強は「引き算」だと気づかない生徒たち

          こんなことがありました。 青雲学院は愛知県と静岡県に教室を持っています。中でも愛知県では20年以上にわたり受験指導を行ってきました。  今回は、その受験指導でのずっと昔の思い出話になります。  愛知県の公立高校入試では、今は出題されますが、長らく数学の証明は出題がされていませんでした。 愛知の数学では「証明問題は出ない」というのがずっと塾の間では常識でした。だから受験指導の際にも証明はカットして他に力を注ぐようにアドバイスをするのが通例だったと言えます。 そしてある時

        学校へ行かないという選択

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        • こんなことがありました。
          12本

        記事

          「チャレンジ問題」にこだわってしまう生徒たち

          こんなことがありました。 生徒が学校の課題などをやっているときに様子を見ていると、生徒が難易度の高い問題を前に四苦八苦して解いているのを見かけることがあります。  大体の場合、そういう生徒は解答書があっても決して見ることはしません。そのために非常に時間のロスが生じます。その前の易しい問題が半分くらいしか正答していないのに、後半にあるそういう難しい問題をやっている状況です。  例を挙げると、基本中の基本である一次関数で2点間を通る直線の式を計算で出すことができないのに、三角

          「チャレンジ問題」にこだわってしまう生徒たち

          その奇跡は集中する事から始まった。

          こんなことがありました その生徒は初め「全部よくわからないです」としきりに言っていました。  中学1年の頃は勉強が楽しかったのですが、色んなことに時間をかけすぎてしまっているうちに、各教科でわからないことが出てきて、いつの間にかテストでも点数が取れなくなってきてしまい、塾へ通う決意をしたのでした。  「何とかしたい」という強い気持ちが本人に感じられる生徒でした。後で振り返るとこのことが一番大きかったのかも知れません。私たちの話をとにかく食い入るような目をして聞いていました

          その奇跡は集中する事から始まった。

          【読解力のない事の正体】全くピント外れの答えを書く小学生たち

          こんなことがありました 小学生でときどき見かけるのですが、文章の読み取り問題に全くピント外れの答えを書いてしまう生徒がいます。  実際にはこんな感じです。*著作権の問題がありますので、仮に私の自作の問題文を解いたという想定で実際の状況を説明します。  Aは、そのときBとCがこちらへやってくるのを見たので、急いで家に帰ろうとしました。まさかCが走って来て自分に声をかけてくれるとは思っていなかったからです。 「A君、今日いっしょにぼくの家でゲームやらないか。」 Cはそう話

          【読解力のない事の正体】全くピント外れの答えを書く小学生たち

          どうしても先に「答え」を見ることができない生徒たち

          こんなことがありました 学校の課題を解く生徒の様子を見ていると、解くときに途中で答えを見ることを極端に嫌う生徒がいます。  難易度の高い問題や、現時点では到底解くことが難しい問題でも、ずっと問題とにらめっこしていて一向に進みません。 「これは今は答えを読んでおいて、別のこれとこれをしっかり確認していこう」 そう言って、しばらく経って行ってみると、まだそのまま何かを書くわけでもなく調べるわけでもなくただ首をかしげています。  そして理由を聞くと、はっきり答えはしませんが

          どうしても先に「答え」を見ることができない生徒たち

          「平常心」は周到な準備から生まれる。

          こんなことがありました 受験というととにかく一生懸命覚えることを暗記して、日夜勉強して栄冠を得る、そんなイメージを持たれる方が多いかと思います。 しかしそんな「受験は大変な事」という過剰なイメージがマイナスに働くことはよくあります。  私たちは毎年多くの受験生を見ています。 受験生にはいろいろなタイプの生徒がいますので、受験に対する意識の持ち方もさまざまです。 受験の年度に入るはるか前から「もう間に合わない」と相談をしてくる生徒もいれば、夏を過ぎ秋を過ぎても一向に受験

          「平常心」は周到な準備から生まれる。

          「正解」を偶然で出せると考える子どもたち

          こんなことがありました。 生徒を教えていると、時に驚くほど速く問題を解く生徒がいます。 集中力が極めて高くて、その結果速く解いてしまうという事もあるのですが、むしろそれは例外で、多くの場合は、「速い」→「間違いだらけ」→「間違いを直さないで次へ進む」というような感じのやり方をしていたりします。  なぜそんなことになるのかあれこれ考えてみると、どうも彼らは「問題を解くことを、ゲームのような感覚でとらえているのではないか」という結論に到達しました。「できたらラッキー」「どんど

          「正解」を偶然で出せると考える子どもたち

          勉強時間を増やせば増やすほど得点が下がる本当の理由とは?

          よくこんなことがあります。  テストの得点が返って来たときに「何でこんな点数なの?」と本人も保護者もショックを受けるという事がありますが、学校の先生や塾の教師や家庭教師はなおさら「どうして?」と首をかしげる事があります。  それは、テスト前の演習だったり、ちょっとした内部テストで確認した時にはかなり順調で、「今回はこれはいけるぞ」と思っていたのに、ふたを開けてみると、普段できている問題も含めかなりの間違いがあり、さらにだいたいそういう場合に共通するのは、時間不足で最後の付近

          勉強時間を増やせば増やすほど得点が下がる本当の理由とは?

          「あっ わかった!」そのスッキリこそが学習の推進力の正体。

          こんなことがありました。 生徒を日々教えていると色々なことに気が付きます。  小学生の算数の指導をしていて一番よく気になることは、ドリル的な問題は好きになって次第にできるようになるのに、文章題になると別人のようになり「何をしたらいいかお手上げ」になってしまう生徒の多さです。  実際、塾を訪れる小学生の保護者の方のご相談でも、「計算はできるのですが、文章題ができなくて」という相談は、圧倒的に多いと思います。  ある時、新しい小学生が入塾してきました。  彼は計算が得意で

          「あっ わかった!」そのスッキリこそが学習の推進力の正体。