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宝物

昨日は土曜日。

予想に反して天気が良かったので、Glenda の試運転も兼ねて 80km ほど離れた Conservation Area (保護地域) へ行ってきました。

到着したのは昼過ぎ。持ってきたランチを Glenda の中で食べてハイキングの準備。

その後 1 時間ほど森の中のハイキングを楽しみながら、Geocaching (ジオキャッシング) もしました。

Geocaching ってご存知でしょうか?

スマホの位置情報を使った「現実世界での」宝探しのようなゲームで、アカウントを持っている人は宝物を埋めたり、探したりできるのです。

宝物、と言ってもなにも高価なものである必要はまったくありません。子供が喜びそうな小さなおもちゃとかシールとか、少額のコインとか、バンドエイドとか。そういったものを濡れてもいいようなタッパーやプラスチック製の箱やケースに入れて、森の中とか、道路の脇とか、どこかに隠すのです。誰かが見つけた時のために、親切にメモ帳とペンを箱の中に入れて、誰がいつ見つけたかを記録できるようにする人もいます。

人によってはただメモ帳だけを入れている場合もあります。

さて、昨日はハイキングの途中にアプリを起動すると、たまたまその場所から 50m 圏内に 1 つあり、というような表示が地図上に出ました。そしてどちらの方角にその宝物があるかを教えてくれます。スマホを見ながら、その方向へとテクテク歩いていきます。

探すためのヒントもあるのですが、それを見ると、「木の周り」ということです。

森の中に少し開けた場所があり、3 本つながった珍しい木がありました。多分この辺りだろう、と見込んでいろいろ探しました。

石の下、木の間、木の中、枯葉の下などなど。。。

これがその場所の写真です。

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5 分ほど下を見ながら探してもなかなか見つからず、ほぼ諦めて「帰ろうかねえ」なんて言って頭を上げると...

なんと!

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こんなものが目と同じくらいの高さにぶら下がっているではありませんか。長さは 6~7cm くらいでしょうか。

下ばかりを見ていたので気が付きませんでした。

このカプセルのような入れ物を開けてみると、紙切れだけが入っていて、見つけた人たちの名前と日にちが書かれていました。最後の日にちは 4 月半ばなので 2 週間ぶりくらいに見つかったようです。小さな入れ物だったので残念ながら中に宝物はありませんでしたが、意外なところにあったので見つけたかいがありました。

もし何か宝物があった場合は、それを取り出して持ち帰ってもいいそうですが、必ず代わりに何かを残していくことがルールになっています。

また、例えばカナダから日本に何かを移動してもらいたい場合、すなわちその物に「旅」をしてもらいたい場合は、その旨を記録しておけば、見つけた人が少しでも目的地に近い次の場所へ移動させたり、または目的地 (日本) へ持っていくこともできるそうです。

これから Glenda に乗って旅行をするときは、行く先で何かを残して行くのも面白いかも、と考えています。