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ただ

仲良くなっているフリが上達していく。何も知らないのに、何もしてないのに、ただ遭遇しただけで、エスエヌエスを知り合っただけだから、何も進まない。
なにか気掛かりで眠れない夜は目を閉じて、瞼の裏のうごめきと脈を感じたら、記憶の落とし穴に嵌っていく。ただ静かに、冷たい脳内が廻っていく。どうしようもない、どうしようもないこと。ただ生きながらえて陽の光に追いつかれる日々。暗闇に光彩が滲み出せば、さっき迄を忘れてただコンニチを生き抜いていくだけ。それだけのこと。

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