用語集: 「パッシブソナー」

今回は「パッシブソナー」について見て行きましょう。

まさしく、受け身のソナーです。

「パッシブソナー(passive sonar)」: 水中で発生する音を捉えて、その音源の位置や方向を測定するソナーです。 アクティブソナーとは異なり、音源から音を送信する必要がないため、発見されずに目標を探知することができます。

パッシブソナーは、主に船舶や潜水艦の探知に使用されます。また、海洋生物の調査や、海底地形の調査にも使用されています。
パッシブソナーの原理は、以下のとおりです。

  1. 受信機が水中で発生する音を捉える。

  2. 受信した音の周波数や位相を分析して、音源の位置や方向を算出する。

パッシブソナーの利点は、以下のとおりです。

  • 発見されずに目標を探知することができる。

  • アクティブソナーに比べて、より遠距離の目標を探知することができる。

  • 音源の種類や大きさ、方向をより正確に測定することができる。

パッシブソナーの欠点は、以下のとおりです。

  • 音源が静止していると、位置を特定することが難しい。

  • ノイズの影響を受けやすい。

パッシブソナーは、現在も軍事や海洋調査など、さまざまな分野で広く使用されています。
パッシブソナーの例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 船舶や潜水艦に搭載されているソナー

  • 海底に設置されたソナー

  • 航空機に搭載されているソナー

パッシブソナーは、今後もさまざまな分野でさらに進化していくことが期待されています。

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