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100日後、30歳になる小川 #1

ついにこの時がやってきた。

そう、サーだ。アラウンドサーティ、略してアラサー。を通り越してジャストサーティー、それすなわちサー。がやってきた。

躍動感のある「サー」の画像

小川は来る2022年9月9日に30歳になる。

1999年の同じ日にはあの名曲、モーニング娘。のLOVEマシーンが発売された。昔は重陽の節句といって、ほかのイベントごとのようにもてはやされていた日だと聞くが、現代の今では救急の日、カーネルサンダースの誕生日、くらいのものだ。

僕は幼い頃、兎にも角にも早く大人になりたかった。
立派なもみあげを生やしたかったし、なんならあご髭ともみあげをつなげてみたかった。でもそれは叶わない事だと知った。もう遺伝子レベルで髭やもみあげが生える箇所はある程度決まっているのだ。僕の遺伝子には立派なもみあげは含まれていない。

もちろん、もみあげだけじゃない。大人になれば自由になれる。車を運転する事だってできるし、お酒だって飲めるし、タバコだって吸える。家も借りられるし、借金もできる。夜更かしだってできるし、1人でどこにだって行ける。だからこそ大人になりたかったのである。老いなんて怖くなかったし、そもそも歳を重ねれば老いも重なっていくということにすら気付いていなかった。


29歳と30歳の差?何それ?
別に1つ歳を重ねるだけでしょ?

ほんの半年前まで、本気でそう思っていた。でも今は違う。急に焦りがやってきたのだ。ようやく大人になれたと最近思ったばかりだったはずなのに。なんだか「えたいの知れない不吉な塊が私の心を終始圧えつけていた」のである。高校の教科書に載っていた梶井基次郎の写真をみて、この人は顔が檸檬の形に似ているなぁ、なんてしょうもない事を思っていた頃の自分とはもう何もかも変わってしまったのだ。

これまで、なんだかよく分からないけれど、なんだかよく分からないなりに、色んなことに首を突っ込んで、足を突っ込んできた30年間だった。お絵描き教室に通って、書道を習って、陸上競技をやって、バレーボールをやって、デザインを勉強して、役者をやって、演劇を作って、映像を作って、イベントを作った。自分はいつの日か何者かになれると思っていたけど、に自分は何者なのかわからない。

でもとりあえず、僕は何かを作る事が好きなんだと思う。それはたぶん本当にそう。30年生きてきて、それはやっぱり変わらないみたいだ。でも最近、日々の忙しさに追われ生活をすることに精一杯だった。このままでは、何かを忘れてしまいそう。だから、何かを作り続けようと思う。


そう思って、noteを作った。
僕の、僕だけのnote。

30歳になるまであと100日。
僕が思っていることや、30歳になるまでにやっておきたい事。30歳になってからやりたい事。今やっている事。やってみた事。それらをつらつらと、とりあえず100日。更新し続けてみようと思う。

3日坊主にならないように。たぶん、なるんだけど。気づいたら日にちが変わってしまうなんて事もあるんだろうけど、そこはちょっとまあ譲歩して、最悪の場合も30歳になるまでに100回はnoteを更新しようと思う。もしかしたら100日後には「つまりはこの重さなんだな」ってなものが見つかっているかもしれない。まあ、見つからないならそれはそれで、だ。


僕が30歳になるまで、あと100日。




あとがき

なんか色々ごちゃごちゃと書いちゃったけど、簡単に言うと30歳になるまで、毎日文章書いて更新するぜ、イェーイ!なんかイラストとかロゴとかそういう作品もたまには作るかもしれないぜ、イェーイ!昔の作ったもんとか載せるかもしれないぜ、イェーイ!ってことです!

30歳になるまでになんかやりたいな〜って思っていたからはじめました。こんなきっかけを利用しないと、結局はじめられないし。どうせ。

文体がどうだとか、なんかそういうこととか気にしちゃった結果、何を言いたいのかよくわかんない文章になっちゃったけど、まあいっか。これはあくまで、僕が、僕のために30年を振り返って、これからも生きていくためのお祭りみたいなものなので、なんかいい感じにやっていきたいと思います。


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