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#12 無題

100日後、30歳になる小川 #12


1日くらい、川柳書いて終わり、みたいな日を作りたいと思っていたけど。川柳なんて思いつかないし、気の利く詩を書いたり、がっぷり四つ絵と向き合う、みたいな時間も取れなくて、とりあえず書けそうなものを書けるだけ書いてみる、みたいな感じで12日が経った。

なんだかずっと焦っていて、昔からよく生き急いでると言われて、とりあえず何かをやらないと、やるきっかけを作らないと、ということばかり考えて、やるきっかけだけはたくさん作ってきた。

なにかとゆっくり向き合って、ちゃんと答えを出すみたいなことをやった方が多分いいし、生きていく上でそういう時間が必要なタイミングは必ずやってくるんだろうと思いながら、自分は結局何かに追い立てられないと動けない、という自覚もあるから、結局はこうやって生き急いでいくしかないんだろうなと、まだ現状は思っている。

最近、うわさの結婚式ラッシュというものがやってきていた。都市伝説だと思っていたけど、本当に、当たり前にやってきた。

そういうタイミングで高校や大学の同期たちと会う機会が増えるとやっぱりどうやっても比較をしちゃうし、ああ自分はこういう未来に向かう可能性もあったのかもしれないのかと思ったりもする。

でも結局のところ、自分の進んできた道、進んでいる道は間違いだとも思えないし、思いたくもない、なんて強く感じられる日があったりもする。

そういう日を糧に、まあそれなりの日々を噛み締めて生きていくしかないのだなぁ、と、まだ倍以上ある人生に想いを馳せる。

30歳なんて、まだまだこんなもんか。
もうちょっと大人だと思ってたわ。

なーんて、ありきたりなことを思いながら、40歳、50歳と生きていくのか。40歳になる頃に、僕はどういうお祭りを用意して、面白おかしく生きていこうとするんだろう。まあ、なんとでもなるか。生きてれば。


僕が30歳になるまで、あと89日。


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