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雑誌編集者がITベンチャーの採用担当になって半年経って思ったこと/「雑誌づくり」と「採用活動」の共通点

✱この記事は、株式会社キャスターさんの採用 Advent Calendar 2019にエントリーしています。

改めまして、初めまして。
株式会社タンバリンで採用&広報を担当している荻田と申します。

普段はタンバリン公式note「tambourine magazine」でメンバーインタビューや社内のカルチャーを紹介する記事を週2回配信しています。今回は初めて個人名での投稿で少し緊張していますが、よろしくお願いします。

少し自己紹介をさせてもらうと、新卒から出版社→フリーランス→編集プロダクションと10数年間、雑誌や書籍など紙媒体を中心に編集者として働いてきました。

ジャンルとして多かったのはグルメや旅行情報系。その他にも医療系の会報誌や書籍、またファッションカタログ誌など幅広く”雑食系編集者”として様々な制作現場に携わってきました。

前職で中途採用の担当者を兼任していたことや、出版社時代の後輩がタンバリンで働いているという縁があり、2019年の5月からタンバリンにジョイン。

まだまだ採用担当としてもIT業界のことも勉強中ですが、半年ほど経って「雑誌づくり」と「採用活動」には意外と共通点が多いのでは?、ということに気が付いたので少しお話させてください。

1、編集者/採用担当者ひとりじゃなにもできない

雑誌や本づくりにおいて、よく知人や読者から「編集者って何している人なの?」と聞かれることがありました。編集者はいわば縁の下的な存在で、ライターやカメラマン、デザイナーといった各分野のプロフェッショナルの力を借りながら、その能力が最大限発揮されるような環境づくりが大切な仕事でした。
編集者ひとりでは雑誌や本を作ることはできません。

採用担当もひとりでできることには限りがあります。
タンバリンは自分が入社するまでは専属の担当がいない中で積極的な採用活動を行っていたこともあり、すでにマネージャーや経営陣が採用にコミットするカルチャーがありました。
自分が入ってまず行ったのは、採用活動の”交通整理”。各部門のマネージャーが面談や応募者の選考に注力できるよう、こまごまとした業務をまとめること。さらに円滑に面談日程を設定できるよう工夫している最中です。

また普段は直接採用活動に携わっていない現場で働くメンバーも、学生向け1dayインターンを開催したときには、積極的に多くのメンバーが参加してくれました。懇親会の場を盛り上げたり、学生さんの話に真摯に耳を傾けたりしてくれて心から感謝しています。

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▲1dayインターン懇親会後の記念写真。参加者の学生さんに対して倍近いメンバーが参加してくれました。

2、良いとこ探し

グルメや旅行情報誌を作っているときは「どんな小さなお店にも、どんな小さな町にも、きっと誰かに伝わる良さがある」という思いで取材していました。

タンバリンという会社も、中に入ってみると良いところがたくさん見つかるけど、外からだとその良さがわかりづらいという課題がありました。

そこで始めたのが「tambourine magazine」です。

最初は自分ひとりで制作していたのですが、なかなか更新頻度が上がらず…それこそ「編集者はひとりじゃなにもできない」ということを思い出し(笑)、いまは社内+キャスター社のライターさんたちとチームを組んで週2回のペースで更新しています。

ここまでの35記事で約25人と、現在所属しているメンバーの半分以上に登場してもらいました。

noteの記事は面談の際にも活用しています。
会社の雰囲気やカルチャーを紹介するにも、採用担当が話すより、実際のメンバーがインタビューで語った言葉の方が説得力がありますよね。

まだまだ紹介したいメンバーや社内のカルチャーもたくさんあります。毎月のようにジョインしてくれる新しいメンバーにも、タンバリンに入社した決め手やこれからの想いについて深く話を聞いてみたいと思っています。

3、一番嬉しいのは「伝えたい相手が実感してくれたとき」

もちろん採用担当として、応募者の方とタンバリンの想いが一致して入社に至り、さらに日々の業務で活躍している姿を見られるのは最高に嬉しいです。

それ以外にも個人的にとても嬉しかった瞬間がありました。

今年の秋から新卒採用も本格的に着手し、説明会や1dayインターンを経て12月から東京オフィスでの短期インターンもスタート。

参加して数日経ち積極的に頑張ってくれているインターン生に「タンバリンってどう?」と軽く聞いてみると、『説明会や1dayインターンの楽しい雰囲気と良い意味でギャップがあって、仕事中は集中して取り組んでいる雰囲気がとても好きです!自分もこんな環境で働きたいです!』と言ってくれて、思わず感極まってしまいました…。

採用担当として説明会や面談、noteで会社の良さを伝えようとしてきましたが、何よりも学生や応募者の方が自身の肌感覚で「タンバリンが自分に合う」と実感してくれたときが一番嬉しいです。

これは雑誌を作っているときに「誌面がオシャレだね、カッコいいね」と言われるよりも『実際に行ってみてとても良かった!』と言ってもらえることが何倍も嬉しかったのと似ていますね。

職種は変わってもポリシーは変わらない

転職時の面談でいまの上司に「思い切ったキャリアチェンジになりますが大丈夫ですか?」と聞かれたことを今でも覚えています。

元々、自分は「良い情報があって、それを伝えたい人がいて、その情報を求めている人がいて、それらを繋ぐことの役に立ちたい」という想いで働いてきました。

なので伝える情報の中身や伝え方の手段が変わっても、本質的な部分は変わっていないと思っています。

正直、いまは紙媒体の編集者には厳しい時代で、将来に迷っている人は多いはず。「自社の採用担当の採用」に悩んでいる方は、編集者というのもひとつの選択肢としてありかもしれせん。

これから自分も、noteはもちろんコーポレートサイトやSNSなども上手く活用してより広く深く伝えられるよう、採用と広報の担当者としてもっとレベルアップしたいと考えています。

また大阪オフィスの採用担当者募集もスタートしました。

こちらカジュアル面談は、オンラインで荻田がお話させてもらいます。
タンバリンの想いに共感して、一緒に会社を成長させる採用という仕事に興味を持っていただけたなら、ぜひお気軽にご応募ください。

tambourine magazineをフォローいただけると嬉しいです。

★現在募集中の職種は下記に掲載しています。


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