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なんでもかんでも相場があると思っていた頃



駆け出しのころの勘違い

私は駆け出しのころ、相場を知ろうと同業者さんのサイトを開いては、値決めの参考にしていました。同じ商品(クオリティ)であれば、相場に近い値段の方が売れると思っていたからです。

当時の自分にアドバイスしてあげたいです。
自分が売りたい値段を付ければいいよ」と。

なぜなら、お客さんのほとんどは相場なんて意識していないから。
見積りがお客さんが払える値段であれば発注する。満足すればリピートしてくれる。それだけ。

私が調べていたのは相場というよりネットに出ている情報の平均に近かったと思います。

限度はあるけど…

値段にはクオリティ、納期、対応スピード、実績、信頼など様々な要素が含まれます。お客さんが求めているものもそれぞれです。

要は売ってみないと分からいない。

もちろん、誰も買わなくなってしまう限度はあると思います。ただ、初めから「この値段では売れないだろう」と決めつけてしまうのは勿体ない。いろいろ工夫してみることで、欲しいと思うお客さんに出会うことがあるかもしれないからです。

相場はお客さんの中にある

全てのお客さんには相場より先に予算があります。事業内容や規模によって様々。
お客さんにとっての相場は予算のなかで「これくらいなら払ってもいいかな」というプランや感覚。

お客さんが知りたいのは業種の相場ではなくて、予算内でどこまでやってくれるのかです。

駆け出しのころの私はそれをよく分かっておらず、値段の理由が同業が同じくらいだからのみ。
それでは会話が進まないし、お客さんが求めていることも見えてこない。結果、何をしてくれるのかよく分からないから他に頼みますとなっていたと思います。

大切なのは…

正しい値決めの方法は今も分かりませんが、納品後にその取引の値段が成功かどうか予測はできます。

判断基準はお客さんも自分も喜べたかどうか

リピートしてくれて、自分もまた同じ値段で受けたいと思えば成功。反対に次は受けたくないなと感じたり、お客さんが不満そうなら失敗。

ただ、その成功も失敗も、その取引のなかだけのこと。他の取引では全く違う結果になることもしばしばです。

大切なのは、お客さんが求めていることをよく知る努力と、お客さんの予算内で自分ができることを慎重に見極めることだと思います。

また、値段を定期的に見直すこと。
自分がレベルアップしたら値段をあげたいし、受注がなくなったら見直したい。

それを繰り返すことで、お客さんに喜んでもらえて、自分も納得する報酬を受け取れる回数が増えていく、というのが今のところの結論です。


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