見出し画像

キラキラ✨ひかる 038_20240325

まるなげ!働き方改革

先週、前職場に顔を出した。
3月は異動の時期。
思いのほか退職者が多かったので、慌てて挨拶に出かけたのだ。
私が退職するとき、餞別をいただいた方もあったし、お世話になったから。

一番驚いたのは、後輩だ。ギリギリ20代?
もともと入社した時には新規採用ではなく、転職組だった。

前職を聞いた時、私の中で少し疑問が生じた。
なんで辞めたんだろう?

その後もこの後輩の働きぶりを見ていたが、どこか自分本位で会社への貢献度は少ない。
やる気あるのかなぁ~?なんて勝手に心配していた。

が、それも今の時代、大きなお世話。
下手にからむとパワハラだと勘違いされる。

彼女は私が退職した後、昨年4月に私が元いたセクションに異動してきた。
おいおい、人事!彼女に務まるのか?大丈夫か?
正直、そう思った。

そしてこの3月。
月末(年度末)を待たずして退職してしまった。
理由は聞いていない。
職場の皆が退職するその日に聞いて驚いたという。

自分の身を守りたかったのかもしれない。
正直、彼女には過酷だったと思う。
誰かがやらなければならない仕事をなぜ自分が?と思った時点でその仕事はできない。
辛かったのではなかろうか。
(いや、もし違う理由で辞めていたのであれば、これは私の勝手な憶測、申し訳ない)

私は彼女が悪いとは思わない。

目に見えていた。
誰も彼女を助けなかったのではなかろうか。

退職する前、私はずっと思っていた。
「新人教育どうなってる?」

パワハラなど二の次だ。
教育しないでどうする?
みんな後輩を育てようとしない。
育てることから逃げている。

なぜ?
時間がないからだ。
自分の時間を奪われるからだ。

私は何年か連続して新人教育を担当したが、正直、自分の仕事の時間の半分を彼らに奪われた。もといっ!彼らに与えたと言わなければならない。
それが先輩の務めだと思う。
だって、そういうやって私は育ててもらったから。

われわれ世代の人間は、昭和の時代の「24時間戦えますか」のバリバリ戦闘ビジネスマンに教育を受けたにも関わらず、時代の変化とともに、その変化(ハラスメントや働き方改革)をいいことに、後輩を育てようとしない。

あの頃は時間がたっぷりありました。
おしゃべりしていても平気でした。
たしかに私たちが新人の頃と今では業務の量も異なるかもしれないし、仕事のやり方自体が違っている。
世の中に合わせるべきだ。それはそれで一理ある。

しかし・・・
組織にいる以上は、組織全体の利益を考えて動かなければならぬ。
それなのに、皆が「自分のこと」だけを考えて働いていれば、組織という大きな物体を動かすことはできないのではなかろうか。
人「手」が足りない。
人「材」不足だ。
その前にせっかく入ってきた新入社員をちゃんと育てろよ!と言いたくなる。

「働き方改革」はなにも個人の問題ではない。
それぞれに~
な~んて言ってたら、会社が回らないんじゃあないのかな。

私もよく言われた。
業務はどんどん増えていくのに、上司からの言葉は「早く帰ってください。そんなに頑張らないでください」しか出てこない。
じゃあ、てめぇが代わりにやってくれよ、ネットサーフィンなんかしないでさ!

うぉんのすけさん、ちょっとお言葉が・・・はい、すみません。

てめぇはダメだぞ

仕事はチームでするものだ。
能力の凸凹を補って初めて成り立つ。
担当者任せは自分をもいつか苦しめる。

彼女の上司(あるいは同僚)、今大変なことになってるんだろうな。
あと1週間。年度末の超超超忙しい1週間に人が一人いない。

誰も彼女の仕事の中身を知らないのではないか。
「ざまーみろ」
そんな彼女の声が聞こえてきそうである。

働き方改革、まるなげは絶対によくないよ~

そろそろ気がついてほしいなぁ。

<1年前の”ほのぼの日記”> 
昨日に引き続き、オーストラリア滞在時の失敗談。
関係ないけど、もうこんな記事が書きたくても書けそうもない💦


タイトル画像は、はそやmさんの作品です。「キラキラ✨ひかる」シリーズのために、ボルダリングをするうぉんのすけ、子ども支援をするうぉんのすけをイメージして、オリジナルのものを提供してくださいました。はそやmさん、本当にありがとうございます💗


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?