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ようやく人工股関節置換の手術

入院まで

手術前にレントゲンやCT、血液検査など2回の検査を受けました。手術日が確定した3ヶ月前に、入院当日にはコロナ検査を受けるよう指示されました。もし、感染が確認された場合は入院や手術はできないとのこと。

手術までの3ヶ月間、コロナ感染リスクを意識し、入院1週間前からは毎日マスクを着用して感染対策に取り組んできました。さらに、抗原検査も繰り返し行い、ドキドキしながら病院へと向かいました。

そして入院当日

2023年10月4日(水)

10時に病院へ。
まずコロナ検査が行われ、検査結果は陰性。安心して入院手続きを行いました。
お昼頃には病室に到着し、昼食をいただきましたが、病院食はやはり味気ないもの。入院期間が長くなることを考えると、少し憂鬱になりますね。

そして、血液検査や体温、血圧、酸素濃度の検査を行い、執刀医の先生による診察というより、むしろ挨拶程度に顔を出してくださいました。
明日の手術を控えて、安心感を持たせるための配慮ともいえるでしょう。

手術をすると決めた時、これまでかかった先生や病院の検査結果に不満があり、インターネットで調べて、日大病院の久留先生を見つけ、すぐに診療予約を取りました。

実際、先生はレントゲンなどの検査結果をみて、すぐに手術の判断。
しかし、人気の先生のようで、日大では4ヶ月以上待ち、板橋の病院なら3ヶ月待ち。自分の予定と合いそうな日が1日だけあったので即決。

それが3ヶ月後の10月5日で、ようやくその日を迎える。

明日の手術は3件、私は2番目でお昼頃の予定。そのため、夜ご飯から食事抜きとなった。

10月5日(木)手術当日

この病院の起床時間は6時。電気がついてしばらくすると、検温と血圧・酸素濃度検査。
飲み物は朝9時まで可能なので、しっかりとっておく。
10時過ぎに手術着に着替えをし、点滴開始。
12時過ぎに、看護師さんが来て、手術室へ。なんと歩いて移動。同じ階の別棟なので近いと言えば近いが、まさか歩いていくとは思ってもみなかった。

簡単に麻酔の説明がありましたが、初めての全身麻酔で、少し不安。口元に酸素マスクをつけて何か言われたかと思ったらもう意識がなかったみたい。名前を呼ばれて気がついたらもう病室にいました。

名前を確認され、吐き気などないか質問されました。多分、時間は15時前後のよう。手術時間は3時間弱くらいなのか。まだ少しボーッとして、痛みが感じられる。
夕食を食べられるか聞かれたが、食べられそうになかったので「いらない」と答える。
痛みが多少あるものの、我慢できるかと思っていたが、夜に強い痛みで耐えられず、ブロック注射を打ってもらい、眠ることができた。

しかし、6人の大部屋で人工股関節置換術の患者は私を含めて4人。私の後に手術をした人の様子を見ていると、手術当日に私のように痛みで眠れない、という人は一人もいない。
私だけ、なんであんなに痛かったのか?
点滴の箇所が浮腫んでいたので、もしかしてきちんと痛み止めが入っていなかったのかな、などと考える。とりあえず翌日からは特に強い痛みがなかったので、個人差なのかと思うことにした。

10月6日(金)手術翌日

午前中はまだ尿の管がつながっているので、不思議な感じ。
傷口周辺に少しの痛みと太ももの前部に強い張りがあって、体勢がうまく取れない。
太腿が熱を帯びているので、氷袋で足を冷やす。
午前のリハビリ。ベットに寝たままでマッサージと足の伸縮運動。
午後のリハビリは、同じくベットでマッサージと軽いストレッチの後、車椅子に乗ってトイレに行く練習。ベットから立って、車椅子に移動する。トイレで一旦、立って座るのも体重をどちらにかければいいかわからなかった。リハビリの先生から意識的に手術した足側にかけるといいと言われ、恐る恐るやってみると、意外に問題なくできた。

夜も少し痛みと張りなどでなかなか寝付けない。
普段は高血圧の薬を飲んでいるが、入院してしばらくは血圧が比較的低めだったこともあり、飲まないことが多かった。一時、100を切ることもあり、平均して上は115-120,下は75-65と安定。

10月7日(土)術後3日目

痛みはかなり和らいだが、太ももにはかなりの張りと傷口に突っ張り感がある。傷口周辺は浮腫んでいて、周りをゆっくり指で指圧すると良いと教わる。その浮腫が完全なくなったのは約1ヶ月後くらいだったか。

朝、車椅子でトイレへ行けそうなので尿管の管を外してもらい、一人でトイレへ。
午前のリハビリから、サークル歩行器で歩く練習。午後は念のため車椅子も置いてあったが、一人での移動も大丈夫そうなので、翌日からはサークル歩行器のみでいけそう。
血圧は120前後。熱は36.3-37.0と少し高め。しかし、便通が出ない。食事は美味しくない。早く売店に行けるようになって何か仕入れたいと思う。

ちなみに面会は午後からで、15分のみ。私は家から少し遠いので15分のために来てもらうのも申し訳ないと思い、皆さんに遠慮してもらったので、差し入れはない。

そろそろ洗濯物も溜まってきたので、料金と洗剤を看護師さんに渡してお願いする。屋上近くに洗濯機があるそうで頼めばやってくれる。助かる。

10月8日(日) 術後4日目

朝、売店のオープンを待って、3階の病室からエレベーターを使って、1階のコンビニへ。牛乳と水を購入。
普段なら大した距離ではないが、足の筋力不足のためか、痛みと疲れがでて、休み休み病室に戻る。
早速、牛乳をゴクゴク。2本も飲んだところ、夜になって便通をもよおし、成功❗️

日曜日のリハビリはお休み。指示されたリハビリメニューの股関節開きと、お尻上げ、足のストレッチをこなす。

10月9日(月) 術後5日目

痛みと張りがかなり緩和される。
午後の血圧検診で、153/90と高かったので翌朝には血圧の薬を飲むよう指示される。
午後から1本杖でのリハビリ開始。なかなか安定しない。しかも、手術前にも杖を使っていたが、杖の使い方を間違えていたらしい。右足が不自由な時は左側に杖を持つらしい。左右間違えていたけど、それなりにサポートされていたので、これも不思議。

YouTubeもネットフリックスも飽きてきたので、テレビカードを買ってみたが、なんと消化の早いこと。テレビはご飯の時だけにしよう。

今日はなぜかトイレが近い🥲
1時間おきにもよおすなんて、頻尿だ!水分を控えた方がいいかなと思ってみたが、夜まで続く😓
コンビニでコーヒーを買って飲んだのが行けなかったのか。久しぶりのコーヒーは美味しかったがトイレのことを考えると、明日からは控えることにした。

10月10日(火) 術後6日目

杖での歩行が少し安定してきた。
今日からシャワーの許可がでた。傷口にカバーをして、濡れないように、滑らないように、恐る恐る浴室へ。
久しぶりのシャワーで髪も体もスッキリ!

杖の歩行にしてから、内腿やふくらはぎが痛い。痛みがあってこれまで足を庇っていたせいか、使っていなかった筋肉が悲鳴をあげている😅

リハビリの先生に退院の予定を聞くと、週明けかなと言われた。土日には帰れるかと思っていたので、少しがっかり😞

入院して初めて、仕事のことで何件か電話連絡。みんなから大丈夫?と心配しれくれるのは嬉しい。
少しずつ同部屋の方と話をするようになったが、みんな寂しいのか、話し始めると長い😅
それでも他の人の術後の状態を聞けるので、「あ〜、同じような感じだな」と安心する。

10月11日(水) 術後7日目

杖なし歩行が安定してきた。
足を冷やすのに、氷袋からアイスノンに変更。冷えすぎかなと思いつつ氷袋より使い勝手がいい。

食事があまりに美味しいので、院内のコンビニでふりかけと味のりを購入。
これでなんとかご飯が食べられる。
でもそのおかげで、少し痩せたみたい😅

10月12日(木)術後8日目

杖なしで手すりを使い、階段の登り降りの練習開始。
つい、反動をつけて登ってしまうが、先生からは反動はつけないようにと注意!手術した足で踏ん張るのは、まだ少し怖い。

10月13日(金)術後9日目

杖なしでの階段登り降りと段差を使ったストレッチを実施。自宅でもこのストレッチをするようにとのこと。
退院が10月17日と決定。当初は10日間くらいと言われていたが、個人差もあるが、多分日まわりのせいか。リハビリや入院費の精算窓口が日曜日は休みだからかなと、勝手に解釈。少し残念😢。

久留先生から手術の説明と退院後の注意事項や定期検診の説明があった。
当面、3ヶ月は毎月1回、その後、入院から1年を迎えるまでは3ヶ月ごとに定期検診に先生の個人院に伺うようにとのこと。
また自宅での注意事項として、人工股関節が太腿の中で安定するまで、内側に捻ったり、力を加えないようにとのこと。

人工股関節 骨ヌード

10月14日(土) 術後10日目

階段の登り降りをした後、病院の屋上へ。久しぶりの屋外、しかも晴天☀️。気持ちがいい。まずは10分、杖なし歩行にトライ。なんとか大丈夫そうなのでもう一度歩いてみる。
それだけで結構足に負担がかかり、その日はそれで終了。ベットに戻り、マッサージをしてもらう。

10月15日(日) 術後11日目

今日はリハビリは休み。一人でストレッチをする。退院まであと2日。
入院中に仕上げようと思っていた仕事もほぼ完了し、することがなく、テレビもネットも飽きてきた。
早く家に帰りたい。

10月16日(月) 術後12日目

明日、退院だと思うと、ソワソワする。今のうちにと片付けを始める。
最後のリハビリは、退院後の自宅リハビリメニューの確認。

そのほか、先生にお風呂はいつから入っていいかとか、自転車や車の運転はいつ頃かとか、杖なし歩行はいつ頃が望ましいかなどを確認。何となく、何でも早くできそうに感じるが、リハビリの先生からは、家に帰ると運動量が増えて、疲れや足の張りも増える。転倒する危険も増えるので慎重にとのアドバイスをもらう。

特に、転倒したり、足を捻ったりすると、人工股関節がずれたり、骨が折れることもあるので注意が必要とのこと。久留先生も同じようなことを言っていたので、頭に叩き込む。

10月17日(火) 術後13日目

朝食を食べた後、入院費用を精算し、ようやく退院。娑婆に帰れた気分😊
電車で帰る自信がなく、タクシーで自宅へ。
約2週間ぶりの自宅。
愛犬が飛びついてくる。よほど嬉しかったのか、バランスを崩しそうで制御するのが大変。でも喜んでいるのがわかるので、嬉しい☺️

当面、10月中はテレワーク中心で仕事を再開。とはいえ、数時間、会社へ行くことも必要で、電車はなかなか大変。杖をついているからと必ずしも座れないこともある。

できるだけタクシー移動と思っても、いまやなかなかタクシーも捕まらないし、やはり料金を考えるとなかなか乗れない。

手術から1ヶ月の定期検診

太腿の腫れや痛みはあるものの、特に問題なし。
傷口も塞がり、湯船への入浴が可能なことを確認。

仕事が忙しいから仕方がないが、少し歩きすぎと、指摘を受ける。とは、難しいな。

術後2ヶ月目 検診は今週末

まだ触ると太腿の張りと痛みがある。
寒さのせいもあるが、日によっては張りが強い時がある。最近は忙しかったので、1日平均の歩行数が1万歩を越えるようになり、痛みが少し強くなったような気がする。
今度の検診が心配😓
通勤時は特につらいので、未だ杖は使用している。

最近、特に気になるのは左右の足の長さの違い。長年の体の歪みで、骨盤が斜めになっていたこともあり、手術した右足に重心を置いて立つと、左足が浮いてしまう。まっすぐに立とうとすると右側の骨盤が上がる。

ふりふり運動をしているが、未だ改善はされない。簡単には歪みは治らない。

個人差はありますが、きっと来年にはもっと良くなって、杖なしで生活ができると信じて毎日朝晩、リハビリに励む日々です。

来年、また進捗を報告いたします。

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