_お茶のある生活_

「お茶のある生活」

TwitterInstagramで日々飲んだお茶についての投稿をしていると「普段どのくらいお茶飲むんですか〜?」とよく聞かれます。

大抵平日でも朝、昼、夕方と3回は飲むのですが、忙しいと昼休みが取れずに1日に2回しかお茶が飲めない日もあります。

1日に2回でも普通の人よりは多い気もしますが、できることならその時の気分に合ったお茶を好きなだけ飲んでいたいと思うのです。

ということで今回は、僕が思う理想の「お茶のある生活」を1日の流れに沿って考えてみました。


8:00 <深蒸し茶>

朝茶はその日の難逃れ』(朝にお茶を飲むと、その日一日は災いから守られ幸せに過ごせる)や『朝茶に別れるな』(毎朝のお茶は飲むことを忘れず、習慣にしなさい)ということわざもあるように、目覚めのスイッチになる朝一杯のお茶は非常に重要です。

そんな朝に飲むお茶は、「深蒸し茶」

細かく言うと、カフェインを多く含むちょっと良い(上級の)中蒸しに近い深蒸し茶です。
まろやかなうま味とコクが特徴で、しっかりとした味わいが楽しめる深蒸し茶は目覚めのお茶として最適です。また、比較的短い抽出時間で淹れられるのも、朝に向いていると思います。

朝から重すぎるお茶はあまり飲む気になれないので、深蒸し茶のしつこさのない味わいのお茶で1日が始まります。

10:00 <釜炒り茶>

朝一コクのあるまろやかな口当たりの深蒸し茶を飲んだ後は、さっぱりとした味わいの釜炒り茶を楽しみます。
日本茶のほとんどは「蒸し製」と言われる蒸して酸化酵素を失活されてから細く揉み込みながら乾燥させていきますが、「釜炒り茶」は釜で炒ってから乾燥させていくため、一般的な煎茶とは全く違った味わいお茶に仕上がります。

12:00 <玄米茶>

お昼は食事に合うさっぱりとした味わいの「玄米茶」を選びます。
玄米の香ばしい香りでホッと一息ついて午後の仕事まで一休み。
湯冷ましなしでサッと簡単に淹れられるのも玄米茶の魅力の一つ。

14:00 <かぶせ茶>

午後は普通の煎茶とは違い、玉露のようなまろやかな甘みをもつ「かぶせ茶」で気分を変えます。
また、かぶせ茶は、煎茶に比べカフェインを多く含むので、眠くなりがちな時間帯に飲むとシャキッと目覚め、午後の仕事が捗ります!

16:00 <浅蒸し茶>

1日のタスクもほとんど消化した(←理想)この時間はじっくりと抽出して香りを楽しむ浅蒸しのお茶を飲みます。
静岡県の山間地、本山(ほんやま)あたりで栽培されたスッキリとした香りとうま味がぎゅっと詰まった品質の高いお茶をゆっくりと楽しみたいです。

18:00 <茎茶>

さっぱりとしたうま味と香りの「茎茶」は食事中、食後にぴったり!
普通の煎茶とは少し違い、甘すぎない味わいは、和食なら基本的にどの料理にも合いますし、食後に高温でサッと淹れて口をさっぱりさせる効果もあります。

20:00 <水出し煎茶>

低い温度で淹れると、苦味成分の「カフェイン」と「カテキン」が出にくくなります。
結果的に甘みがより感じられる味わいになる「水出し煎茶」を飲んでまったりとした時間を過ごすのが理想的。
ゆっくりと映画や読書の時間を楽しむには、時間が経っても味が変化しない水出し煎茶が最適!

22:00 <ほうじ茶>

寝る前のカフェイン摂取は睡眠の質を低下させる原因にもなるので、カフェインの少ないほうじ茶」
また、ほうじ茶特有の香ばしい香りは「ピラジン」という香気成分が含まれています。この「ピラジン」にはリラックス効果があり、寝つきがよくなる働きもしてくれます。

これが僕の理想的な「お茶のある生活」です。
毎日こんなにゆっくりとお茶を味わえる時間を取れるといいですね。笑

最後まで読んで頂きましてありがとうございました!