科学的に正しい告白のタイミング

恋愛最大の難関。
そう、それは『告白』ですね。

好きな人と交際するためには愛の告白を
しなければなりません。
この告白が恋愛初期における最大の関門といっても
よいと思います。

そこで今回は科学的に正しい告白のタイミングに
ついてまとめていきたいと思います。

今回参考にする本は

越智啓太さんの「恋愛の科学」です。興味ある方は読んでみてください。

告白の成功率

日本では、どのくらいの告白がなされ、
成功率はどのくらいなのかを、
2004年北星学園大学の栗原さんが研究
していました。

彼の研究によれば、
高校生男子の告白経験率は51.42%
高校生女子は48.28%
大学生男子は57.89%
大学生女子は59.46%でした。

また、成功率は、高校生男子で52.78%
高校生女子は48.78%
大学生男子は64.86%
大学生女子は57.14%でした。

高校生は五分五分で大学生は6割程度ですね。
高校生の成功率が低い理由として、受験など
重要なイベントや、大学生に比べて閉鎖的で
限られた人間関係集団の生活などから
カップルになることを控えているなど
があげられます。

大学生になると、このような制限がなくなるため
成功率が上がると考えられます。

告白のキーワード

さて、いざ告白です。
もし成功すれば2人の未来は広がっていく
ことでしょう。
逆に失敗した場合、2人の関係はぎくしゃくし
現在の友情関係もなくなるかもしれません。

そのような意味で、告白をするかどうかは
非常に重要な意思決定場面となります。

では、どのように告白すれば
成功するのでしょうか。

この問題を検討したのが
2001年広島大学の樋口さんらの研究になります。

この研究では、予備調査で収集された
19種類の言語的メッセージを
片思い状況(自分が告白され、相手のことが
好きではない場合)
両思い状況(自分が告白され、相手のことが
好きだった場合)でどのような印象を抱くのかが
調査されました。

19種類の告白は、統計的な分析により
「好きです付き合ってください」などのシンプルな「単純型」
「一生のお願いだから付き合って」などお願いする「懇願型」
「あなたの笑顔が好き、付き合ってください」など「理屈型」
に分類されます。

これを5段階評価した結果、告白後の
関係がもっとも進展しそうなのは、
単純型でした。その後理屈型が来て、
効果がないのは懇願型でした。

もちろん、両思いだった場合は
片思いより効果は大きかったみたいです。

単純型が最強というわけです。
Simple is best‼︎

「気持ち+どうしてほしいのか」の組み合わせが最強

告白が余計な理屈抜きで正面から
伝えることが重要であることはわかりました。

では、
「好きです(好意)」+「付き合ってください(交際)」のどの組み合わせがもっとも有効なのでしょうか。

研究によると、「好きです!」のような
単なる好意の表明だけでは
告白の効率は高くありませんでした。

これは相手に対して「では、何がしたいのか」
が伝わりにくいからだと考えられます。

いきなり「好きです!」だと
回答に苦しむわけです。

一方「付き合って欲しい」とか「デートしたい」
という言い方だと、
「はい」「いいえ」
「考えさせて(実質いいえですw)」と
選択肢がうまれ、回答に苦しむことはないのかと
考えられます。

告白の時は何がしたいのか(付き合いたい)など
ペアにすることが大切なわけです。

出会ってどのくらいで告白すれば成功率があがるのか

ここからが本番です。
栗林さんは成功した人、失敗した人の
データ分析から、告白の成否を左右する要因を
発見しています。

ここから先は

925字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?