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むかし書いた韓国コラム #346

 今月初めにロッテホテル本店前にビアガーデンがオープンした。毎年この時期になると営業しているのですっかり夏の風物詩になっている。いつも楽しみにしているのだが、今年は梅雨が長引いたおかげでなかなか訪れる機会に恵まれなかった。

 都心の一等地でパラソルの下で風に吹かれながら飲むビールはなによりもうまい。特級ホテルのビアガーデンでありながら、500ccの生ビールが5500ウォンというのも、物価高のこのご時世にはお値打ち価格だ。また、一般のビアホールではつまみの注文が必須だが、このビアガーデンは余計なつまみの注文は不要で、ビールだけの注文でもかまわない。ソウルでは1人でふらりと立ち寄り手頃な価格で生ビールを飲める店はあまりない。ここではつまみを頼まなければ1万1000ウォンで生ビールを2杯楽しめる。この時期だけのお楽しみ。暑さも本格化し連日の猛暑に苦しんでいるが、都心のオアシスに通ってしまいそうだ。

【解説】
 夏になるとオープンするビアガーデンはお気に入りで、週末に昼食を食べに行った帰りに立ち寄ってダラダラとビールを飲んでいたもの。つまみを頼まずビールだけ楽しめるというのも貴重な存在だった。ただ猛暑の時期だとすぐにビールがぬるくなるのが難だった。

(初出:The Daily Korea News 2011年7月22日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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