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むかし書いた韓国コラム #335

 夏休みに訪れたクアラルンプールで北朝鮮レストランに行ってみた。これまでもベトナムやタイで行っているので目新しさはないが、未経験の知り合いの案内がてら視察することにした。ベトナムやタイの店と異なる点はないが、写真撮影が禁止されており、公演中に試しに1枚撮ってみたらやんわりと注意された。ホーチミンでは公演や女性従業員との撮影もOK、バンコクでは撮影禁止だが黙認状態だったのと比べるとちょっと厳しい。

 北朝鮮レストランの利用客は韓国人客も多いのだが、最近は韓国当局が韓国人に対し利用自粛を呼びかけていることもあり、今回は見当たらなかった。そのためか土曜日の夜でもテーブルは半分ほど空いていた。中国などでは閉店する北朝鮮レストランも増えているという。未知の国である北朝鮮の雰囲気を味わえるのはいまのうちだけかもしれない。

【解説】
 クアラルンプールの北朝鮮レストラン「高麗館」もすでに閉店している模様。ホーチミンやバンコクのそれと比べるとちょっとお堅い雰囲気だったが、初体験の知り合いには貴重な体験だと喜ばれた。

(初出:The Daily Korea News 2016年8月17日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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