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梅の枝箸

梅の枝箸です。
樹齢50年ほどの梅の枝を近隣の方からいただき箸にしました。
上に向かってまっすぐに太く伸びるこの枝のことを徒長枝(とちょうし)といい、夏の間に旺盛にたくさんの枝を出します。そして冬に剪定されることが多いです。
こちらの徒長枝を7〜8年程前にたくさんいただき、だいぶ枝の芯も乾燥してしまってきた頃合いで、このたび箸を製作しました。

梅の枝箸を初めて知ったのは、師匠のもとで木工芸を学んでいたときです。梅の産地で木工芸品を創出する際に師匠が指導におもむき、梅の徒長枝を活かして箸を製作したそうです。今でもその産地では作り手の方が作り続けておられます。また、他の地域でも、ちらほら梅の枝箸をみかけることがありますので、梅の枝箸に魅せられた作り手が私の他にもいるのだと思います。

徒長枝はまっすぐに上に伸びますが、そこは生き物ですので、まっすぐに見えても微妙に曲がっています。そのため、若干不揃いですが、それも自然な味わいになっているのが、枝箸の魅力です。

こちらの枝箸は30㎝と長いので、取り箸として使うことをおすすめいたします。

梅の枝箸 30㎝ 1,980円(税込)


今回写真の梅の枝箸にあわせた皿は、杉の大皿です。
大分県九重町の木工作家 戸高朋子さん製作の大皿です。戸高さんは私の姉弟子にあたり、とても素敵な器を作り続けておられる方です。展示室開設にあたり、ご多忙のなか無理をいっていくつかの器を作っていただきました。とても素敵なお皿で、杉のため軽く、取り扱いしやすくなっています。

杉の大皿 29,700円

古い杉の緻密な木目も眼福です。
是非一度ご覧いただきたいです。

(※価格については、現時点のものです。)


里山の木のスプーン展示室は、木のスプーンゆきデザイン工房が運営しています。