ボードゲームは増え続けるものである。
それについては、

ははぁ、これはあれですね
宇宙のエントロピーが増えるからですね。
しかたないですね。

などと、したり顔をして納得していた。

しかし実はボードゲームが増え続ける理由はディドロ効果で説明ができるらしい。

ディドロ効果

一度、何かを手に入れてしまうと、他にも手に入れたくなってしまうこと。

ディドロは18世紀の哲学者。百科全書を編纂したことで知られる。
質素な生活をしていたが、あるとき、知人からとても素敵なガウンをプレゼントされた。ガウンがあまりにも美しかったために、衣服や家具などこれまで使っていた物とミスマッチに感じて、買い揃えていったところ借金を背負うことになってしまった。

という故事に由来するらしい。
ディドロさん、他人事とは思えない。

長いこと探していた最高のボードゲームを手に入れたと仮定する。

「今回はエリアマジョリティの最高を手に入れることができたから、次は競りゲームの最高を手に入れなければ」

「拡張版は必須」

「協力ゲームも必要だよね」

「いや初心者向けのゲームを幾つか持っていないと」

「キッズゲームは幾つか買っておかないと」

「デロンシュさんのゲームを集めたい」

「このゲームは旧版のアートワークが最高」

「この出版社のゲームをコンプリートしたい」

みたいな。
ちなみに僕は今、絶版だったゲームが元のアートワークのままで買えるようになったのでドイツアマゾンとかで買いたいなぁと思っています。その拡張だけ持っています。

なにか打つ手は無いのか。

というわけで
宇宙のエントロピーに関係するのだということとは、あんまり関係がなさそうだということが明らかになったということが分かった。

ことこと、何回言うのか。
コトコト煮込んだスープ。