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絡まった糸を解いていく快感

多分、どの方も糸が写真のようにこんがらがってどうしようもない状態を目の前にしたら、頭の中も絡まって絡まってパンクしてしまうと思うんです。そして、もうこの糸は見ないことにしよう、って、そこから去っていく。。そんな経験あると思います。

私も昔はそう思っていました。気が短いのもあるので、頭にきて、もういいっ!とその場を離れていたような気がします。

ですけど。
英文パターンを始めた頃から、アメリカの糸屋さんから糸を取ることが多くなったんですが、海外で糸は日本のように玉で販売していることはあまりないことを知ります。ほとんどがカセ(Skein)で販売されています。つまり、玉になっていなくて、編む時はカセをカセ繰り機にかけて、毛糸玉を作って、それから編み始めるんです。

カセ繰り機から糸を玉にする

そうすると、今ではあまりないですが、たまに糸が絡まって大変になることがありました。でも。。。

"どの絡まりも逐一その先を追っていけば、必ず最終点に辿り着ける”

出典 by woolab

という、そういう確信めいたものがなぜか頭の中に現れて、その通りに逐一辿っていくと、最終地点にたどりつけることがわかったんです。その経験が何度かあるので、この前のゲージ間違いの帽子を編んだ後に、ちょっと間違えてこんなになった糸の絡まりを見て、”絶対解ける” と思いながら、解いていきました。

絡まりをある程度解いた図

絡まりを解くコツは、まず頭を冷静に保ち、上の私の確信を思い出してから挑みましょう。そして、絡まり地点を見つけたら、糸をぎゅっと引いたらいけません。すぐにその地点がぎゅっと締まってどうしようもなくなります。。糸は常にそっと持ち上げて、絡まり地点の先はどの方向に行っているのか見極め、そうっと絡まり or ねじれを外します。全部の地点でこの方法を施していきます。

そうすると。。。

絡まり解消!(^^)

はい、あれだけ絡まってた糸がすんなり毛糸玉になってくれました。
絡まりすぎているものは時間はかかりますが、最後の絡まりを外した時の快感は、何物にも変え難い。ほんと、すっきりしますよっ!(^^)

ということで、この作業が嫌になることはもうないです。必ず最後があると知っているので、作業中も楽しいです。

みなさんも、よかったらお試しを。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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