9/17 南魚沼クリテリウム


note始めてみました。キチキチ書きすぎると書くのが嫌になって続かないのでツラツラ書き連ねる方式で。

記念すべき一回目はJPTデビュー戦の南魚沼クリテ。

レース前準備
キンタ◯大のオデキが居座って離れてくれないのに加えて、朝練と仕事関連の飲み会で寝不足が重なり回復はイマイチ。
ただ、前日金曜日は7時間眠れたので、体調的には気になるほどではない。オデキは気になる。

機材はRP9にホイールDT SWISSのARC1100 50mm。
貸してもらっているDRIVEでも良かったが、空力面で確実に優れているのでクリテがある今回はDTに決める。
機材面での不安はサドルが割れていたことが発覚し、レース2日前に急遽交換したことでポジションがちゃんと出せていないこと。
ある程度動かせるくらいまでは何となく調整できたかなぁというところだが、しっくりこないポジションでプロ相手にどこまでやれるか。 

作戦
アタックできるなら周回賞狙いに逃げて良い、が、出来なかったらエースの北野さんを守れ
というわかりやすいオーダー。
スロースターターの自分は序盤からの逃げはキツイだろうなぁと思ったので、出来れば20周目の周回賞を取りたい、位に思いながらスタート。

レース
レース前のパレード走行で沿道の方に手を振りながら一周。


「JPTってやっぱ凄いなぁ」って浮かれ気分も味わえたけれど、スタート前の整列で一気に緊張モード。
まぁ、「やれるだけやるしかない」と割り切り、いよいよローリング開始。
ローリングの時点で集団の密度がE1のそれより圧倒的に濃い事にまず少しビビる。
話に聞いてた集団密度ってこれか、、、とちょっとずつ位置を下げてしまいながらリアルスタート。
やっぱりスロースターターなのでスタートからとにかくキツい。
し、JPTっぽく前の方はキナン、愛三、シマノあたりが固めてて入る余地がなく、物凄い足を使って先頭付近まで行かないとポジションが取れない中、絶対緩む瞬間が来ると信じて、取り敢えず今より後ろに行かないよう耐える。

photo by 高杉さん



ポジションと言えば、やたらとサドルが尿道に当たって痛いし、すんごい前上がりになってるみたいで前傾が取りにくい。
後でわかったことだけれど、今週変えた新品サドルが不良品で先端がちゃんと接着されておらず、座ると先端が浮き真ん中が沈み込む、自動前上がり仕様になっていた。全然頼んでない追加オプション。
プロの洗礼受けてるこのタイミングで中華の洗礼まで受けるとは。

どうすっかなぁ、、、と中盤よりちょい後ろくらいのポジションで身動き取れずに耐えてるうちに、前の方で逃げが行ったのが何となく分かる。
結局これが勝ち逃げになったけれど反応するかしないかみたいな権利すら無いポジションにしかいれなかった。情けなし。

愛三、キナン、シマノが逃げに入った事もあり、特にキナンが前を固めておおうとする隊列を組ませないよう分断する形で一旦ペースが落ち着く。っていっても簡単に前に出させないためのペースは保ってるから速いけど。
ところどころグンッと集団の速度が落ちるタイミングがあるので、やっと息が整ってきたこともあり躊躇なくポジションを上げる。
今日の自分のコンディションを相対評価すると全く逃げに行けるレベル感ではないので、せめてどこか良いポジションを確保して、北野さんの力になろうとクリテ常勝軍団の愛三の後ろになんとか陣取る。

我ながらよくこの位置に居座ったphoto by 高杉さん



その間にもチームメイトの樹くんやしんのすけくんが飛び出したり、ほんとすごいなぁと思いつつ、それができないなら自分ができる最大の仕事をせめてしようと、いろんなチームから「誰だオメー」「なんでそこにいんだよどけよ」くらいの視線を浴びながらとにかくポジションキープ。肩身が2mmしかないくらいこわひ。

ちょうど北野さんが近くに来たので指示を仰ぐといま前で動いてる樹くん以外は厳しそうなので、最終局面まで守ってアシストをしてほしいとのことなので、取り敢えず最後までいい位置をキープしなければと集中しなおす。

ブリ、キナン、愛三の後ろでシマノとポジション取り合う図 Photo by Masao Sidaさん

近くを走ってたレオモの米谷さんと
「ガチャガチャ被させないよう協力して並んで走ろう」なんて話をした直後に北野さんがインから差してきて「まさかのボスが来たよwww」なんて笑いながら走る余裕が生まれる瞬間もあった。

二人でめっちゃ笑いながらすごいスピードで並列コーナリング Photo by 高杉さん

残り15週を切ったあたりでまたペースが上がり始め、ポジション取りが更にシビアに。
シマノからはじき出され、ちょっとどやされながらキナン、愛三、シマノの隊列の後ろに位置を下げる。
それでも良いポジションだし、最低でもここを守らないと、と思い、体はなかなかに来ていたがとにかくここを守るのが自分の仕事だと、耐える。

が、ここで米谷さんに
「北野さんがチェーン落ちで離脱したよ」
と不意に教えてもらう。

え????????????????
そしたら俺どうしたらえぇんや?他にイナーメは残ってる?このポジションを死ぬ気で守るべき?

とか動揺して混乱したタイミングで更にペースアップ。フッと間を空けてしまい、最終コーナー前でちぎれる。
その後集団が緩んでいたので、踏み続ければ詰められる、と思ったのもつかの間、赤旗でゲームオーバー。このコース足切りめちゃ厳しいのね。

レース後の反省
予想外のことが起きたときに気持ちを持ち直せなかったのはホントにクズ。
エースいないなら自分が行く、と切り替えられれば完走はできたはず。
もっと「俺が」という気持ちを根底には持っていないといけない。
あと、能力的には普通に不足。いくらサドルのせいで変なポジションで走ってるとはいえ、自分から動くなんてことは微塵もする気が起きなかった。ピークパワーはもう少しちゃんと磨かないと、何をするにも鈍い。弱点。


自分のJPT初戦はDNFとほろ苦い結果になったものの、JPTの集団がどういうものなのか、しっかり洗礼を浴びて今後のための反省を得られる経験にはなった。
さて、サドルとオデキの問題は抱えたまま、更に厳しいことが予想される翌日のロードレースはどこまでやれるのか。もう結果は出てるので、乞わぬご期待。

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