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ワーケーションってなに?【ワーケーションの教科書より】

祝投稿2個目!!!
こんにちは討論者です🙌
自己紹介と僕がなぜnoteで発信しているかは別の記事で書いているので、そっちをぜひ読んでみてください!

今回は僕が最近読んだワーケーションの教科書という本を要約して、ワーケーションに興味がある人やワーケーションのやり方がわからない人、ワーケーションを会社に導入したいと考えている経営者に向けて記事を書きました!

今後も発信するので、興味があればフォローお待ちしています!!


ワーケーションって何?テレワークと何が違うの?

ワーケーションとはワークとバケーションを掛け合わせた造語です。IT技術を活用して普段の職場とは別の場所で仕事を行い、その地域ならではの活動を行うワークスタイルのことを意味します。

似た言葉にブレジャーリモートワークなどありますが、これらとは似ているようで違います!
ブレジャーはビジネスとレジャーの造語で、会社の出張での仕事の期間に1〜2週間プラスして出張先での旅を楽しむワークスタイルのことをいいます!
リモートワークはただ単にIT技術を活用した普段の仕事場から離れた場所での仕事を指します。つまり、その新たな場所での仕事以外の活動がないことがワーケーションと大きく変わる点です。

ワーケーションの教科書抜粋

なぜ注目されているか?【ワーケーションをするメリット】

ワーケーションを行うメリットは実はたくさんあります!たくさんある中でも本書で書かれていて重要な点をまとめます。

ワーケーションを行うメリット3選

  • 会社のコスト削減

  • 労働者の満足度・イノベーション力の向上

  • 地方創生を促進

会社のコスト削減
企業のリモートワークが推進されると、本社の縮小が可能になります。東京やその他の都市部にあるオフィスを縮小すると、リモートワークの手当を支援したとしても経営上のコスト削減に貢献するのです。本書で書かれている計算によると、ワークプレイスを自由することで3割もコストカットできると述べられております。

労働者の満足度・イノベーション力の向上
日立製作所では、1999年から在宅勤務制度を導入するなどのリモートワークに対する先進的な活動を行っており、ワーケーションに関する実証も行っています。
北海道・知床の斜里町にて、「地域活性型テレワーク」を行いました。この実証では、「ストレスからの解放」や「新たな価値観の会得」や「地域の人たちとの多様なコミュニケーション」などのメリットを感じたとの労働者の声があり、ビジネスアイデアの創出にも繋げられるようです。

地方創生の促進
日本の人口一極集中が問題となっている一方で、地方では過疎化が進んでいます。全国1741自治体の中で人口が減少している自治体は、1411自治体で全体の約8割です。都市部にいる人口を地方へ分散させることが、日本社会全体にとって利益になります。
ワーケーションでは労働者が出向いたその場で消費を行うため、その地域の経済が活発化します。さらに旅行と違って人の流れに偏りがなく、閑散期や平日でも活発な消費が期待できるメリットもあります。また、「地域活性型」では労働者がその街のプロジェクトやビジネスにかかわり補助を行うことによる面でのメリットも想定できます。

その一方で、「ワーケーション」そのものの考え方があまりフィットしない方や、導入するにあたって企業が抱える問題などもあります。

ワーケーションの懸念点・デメリット

  • スイッチングコスト

  • 公正・公平な成果管理と評価

  • コミュニケーションの不和

スイッチングコスト
そもそも、ワーケーションを行うためのオペレーション改善や制度導入などにかかるリソースを本業と並行で行わなければならず会社にとって変革をすることが難しい点があります。また、本社でしか行えない作業や従業員が社外以外での労働に適応するのに時間がかかるなど、一時的な生産性の低下などがスイッチングコストに挙げられます。
さらに、リモートワーク先での労務災害をどのように扱うかなど法的な面での検討するべきことが企業に多くあることも企業がリモートワークを導入するデメリットです。

公正・公平な成果管理と評価
ワーケーションでは上司と部下が常に一緒にいるとは限らず、人事評価をする際の判断材料がなくなっていくことが問題として挙げられます。特に、勤務時間中に本当に働いているのかを証明する必要があり、成果型の仕事でない場合は「真剣に勤務しているか」を評価できないことが問題です。コロナ禍では、勤務時間中にZoomのカメラで仕事をしている様子を写すことで管理する取り組みをしている企業もありました。ワーケーションやテレワークを導入するには、現在の多くの企業で実施されている労務や人事評価では不和が生じることになり、導入のハードルとなるようです。

社内コミュニケーション・会社帰属意識低下
日本では、終身雇用の慣行があり会社を一つの共同体として経営を行ってきました。勤務後の飲み会や業務外でのオフラインのコミュニケーションが会社の組織力を形成してきた側面があります。リモートワークでは、そのようなオフラインの会話が減ってしまい効率的な業務連絡でのコミュニケーションしか残らず、コミュニケーション不足になってしまうことが懸念点として挙げられます。また、勤務することが少なくなることで会社の帰属意識が薄れてしまうのではないかという点があります。

討論者の考え


ワーケーションを行う前に、リモートワークのハードルが高すぎる!!

まず、ワーケーションを行うまでのネックや問題点が多すぎると思います。
リモートワークをすること自体がそもそも困難な状態では、ワーケーションは経営に余裕のある大企業の一部で行われるだけのワークスタイルになってしまう。世の中に新たなワークスタイルが広まる未来が見えません。
例に挙げたようなワーケーションによるメリットを最大限に社会全体で享受するためには、多くの企業がワーケーションや新たなワークスタイルを受け入れる必要があると思います。

ワーケーションを導入するまでのフェーズ

ワーケーションが、日本の多くの企業で行われるためには段階的に導入までのボトルネックを解消していく必要があります。
その段階については、次回の記事でまとめて投稿しようと思います!!

ここまで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️
日本に「労働インフラ」を敷き、ワークスタイルを変革させることをビジョンに活動・研究してまいります。
引き続きよろしくお願いします。

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