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はいっ、てんやわんやです。

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ねこの認知症になったボン、〝キライってなに?〟と真顔で訊いてきそうな愛されニーオ、11年の外ねこ生活から家族ねこになったロン。そして、今もともに暮らす21歳おじいちゃんねこヤムさ… もっと読む
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『山椒は小粒でもぴりりと辛い』・・・で、そっちの赤いのはどうだい?

ヤムさん。ハイシニアのあれこれが、ひょっこり顔をのぞかせ始めた時分、毎度お馴染みかかりつけ獣医師P先生にご相談。数年前からサプリを飲んでいるのでございますが……。

そしてわたしは、グラニュー糖を盛った。

 『あんたは・・・   人以外には、やさしいんやな』             〜by マチコ この日、そうわたしに言い放ったのは、わが母・マチコ(仮称)だ。1985年、21年ぶりに阪神タイガースは優勝し、カーネルサンダースのおじさんは道頓堀川にダイブした。わたしは思春期NOW ON SALE の真っ只中だった。 理想と現実。丁か半かの白黒思考。潔癖とルーズの二刀流。焦燥感につっつかれた挙句の出たとこ勝負は、とんちんかん。大人にうんざりし、大人に憧れ、総じてアンバランスなわ

『ボーコーエンから見た景色』season1:奴のコードネームはT・H・S

薄ぼんやりの春が明け、ようやっとの初夏です。ようこそ、コントラスト!といってる尻から、今日は大雨ざーざーぶり。いいんです。春が明けただけでいい。 こんにちは。イラストレーターの林です。 さて、前回・前々回と「ヤムが喰った喰わぬ」やら「ジミツウ関節痛」と、図らずも〝きょうの健康〟めいた話題つづきとなっておりますが、たまたまの方も再訪の方も、お立ち寄りいただきありがとうございます。 ささやかながらタイトル画像に、お礼の気持ちを込めました。 そして、こちら全体画像です ↓ ↓↓

痛み 隠して 尻 隠さず

走馬灯をみるまでに 自分に合った枕は、みつかるのでしょうか。 お立ち寄りいただき ありがとうございます。 イラストレーターの林です。 先日、柔軟成分ゼロの我が身を携え久方ぶりのマッサージに駆け込んだ。プロ渾身の手技も虚しく、掴みどころのない結果でタイムオーバー。いかにほぐれていないかを切々と語るプロの声を聴きながら、わたしは諦観の笠智衆の姿勢で出されたお茶をすすった。 いいのだよ。 ほぐれていなくたっていいのだよ。 我が身をプロに任せた既成事実に満たされ、家路に向

ネオフィリア ネオフォビア ヤッカイやん

見上げる空に 揺れる あんパン 。 先日、起き抜けの頭にそんな残像が残っていたので、わたしの遅い初夢は、たぶん「パン食い競争」だったと思います。 こんにちは。イラストレーターの林です。お立ち寄りいただきありがとうございます。 さて、ヤムの〝食べそうなもの〟を目指してのトライアスロン。 前回の〝なんちゃってゴール〟からの再スタートだ。 中間地点だった〝鯛〟は、念のため常備。加えて、ぶり/サーモン/まぐろ/かつおと、その後もレースは迷走。 いかん、ヤムの体重も落ちてきた。

変わり目に、鯛。

さんくす 2022年。 はろー! 2023年。 てんやわんやの正月休み。ヤムともども〝のんびり in ほぼ自宅〟でやっております。 イラストレーターの林です。 ことしもどうぞ、よろしくお願いいたします。 ♪ はぴばーすでー ヤ〜ム〜 ハッピバ〜スデ〜 ヤーム〜 のっけから去年の話で恐れ入りますが、めでたいことなのでお目こぼしを〜。 先月12月23日、ヤムは21歳の誕生日を迎えた。めでたき ♡ ヤム・ボン兄弟は保護ねこなので、どんぴしゃでの生まれた日は、わからない。

ごあいさつ〜問屋きびしく、わたしは〝はなうた〟を謳いそびれる〜

はじめまして。イラストレーターの林ユミと申します。晩年、ねこの認知症になった〝ボン〟とわたしの、てんやわんやな日常をコミックエッセイにつづりました『吾輩は認知症ねこである』。小学館さんより発売中でございます。医療監修には、獣医行動診療科認定医の小澤真希子先生にご協力いただきました。小澤先生は高齢動物の認知機能不全、いわゆる認知症を診療するスーパーエキスパート獣医師さんなのです。心づよい。 ねこの認知症は、まだまだわかっていないことが多く、高齢の家族ねこの行動の変化が〝老化〟