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スペイン巡礼29日目:初めて巡礼仲間と歩いてみたら

2018/09/18 Villafranca del bierzo-Vega de Valcarce(17km)

昨夜はヒートテックを着るのを忘れ、猛烈に寒かった。9月も中旬になると、Tシャツにウルトラライトダウン、インセクトシールドのシーツだけでは厳しい。

6時40分頃出発。今日はセブレイロ峠の麓まで歩く。頂上のO Cebreiroまで、一気に30km歩く人も多いが、私は足が心配なのでやめることに。

昨日道中で出逢ったおにいさんと一緒に出発。特に朝は猛烈にペースが遅い私。合わせてもらうのは悪いので、先に行きたければ遠慮なくどうぞ!と念のため伝えたが、一緒にのんびり歩いてくれた。

街を出ると真っ暗な車道をひたすら歩く。朝の暗闇は嫌いなので、やはり一緒に歩いてもらって正解だった。

今日の道は驚くほど平坦。森に囲まれた車道沿いをひたすら歩くだけ。山梨あたりにもこういう道あるよね~なんて話していた笑

8時頃、途中の小さな村でカフェコンレチェ休憩。昨日は宿で会えなかったブラジル人グループと再会。小さな村なのに、バルだけ異様に人が多く盛り上がっている。スペインがカミーノを一大観光産業の1つとして支援するのも理解できた気がした。

向かいの民家の犬の表情が、恐ろしく無愛想wこんなことを話していたからか、カメラを向けると無視される笑

休憩後もひたすら同じような道のり。今日も海外の話やら地方創生の話やら、とにかく話題は尽きない。旅の話になると、私はどうしても熱くなってしまい、後々申し訳なくなるのだが笑

途中さびれたサービスエリアと怪しげなホテルを通過w 11時頃、無事Vega de Valcarceに到着!

楽な道&2人で歩いていたこともあり、私にしてはかなり順調なペースだった。お兄さんにとってはかなりゆっくりだったはずだが、引き続きO Cebreiroまで10km近く歩くので、結果的に体力の温存に繋がったと信じたい。

バルで何とも言えないサンドイッチをいただき、ついにお別れ。来年私が帰国したら、日本でビール飲みましょ~!と言い、颯爽とセブレイロ峠へ向かう姿を見送った。

初めて誰かと丸一日一緒に歩き、想像以上に楽しかった。幸い楽な道だったから気を遣わずに済んだのもあるが、1ヶ月歩いてきてこんなに時間が経つのが早く感じたのは初めて。たまには、誰かと丸歩くのも悪くない!

私は早速本日の宿探し。公営の宿は12時半には開くようだったが、あまり雰囲気が良くなかったため、奮発して倍の10€のアルベルゲへ。

オーナーはフレンドリーだし、ドミトリーもスーパー綺麗、広い庭まである。Booking.comで評価が高いのも納得の居心地のよさ。

初めて会うカナダのおばさんは、兄弟が2人とも日本人と結婚して日本在住なんだ~と嬉しそうに話してくれた。南アフリカのおばさんは、私にはクールな感じだけど、動物には優しい笑

夕方に到着したオランダ人のおばさんは、今はフランスのボルドー在住。サングリアをご馳走になりながら、少し話した。

3年前もカミーノを歩いており、今回はサンティアゴから逆走巡礼中らしい。まさにセブレイロ峠を越えてきたばかりで、物凄い疲れきっていた。

話の流れで、語学の話に。フランス語を勉強するなら、まず単語を覚えまくりなさい!とアドバイスをもらう。4ヵ国語を自由自在に操る人の言葉は説得力がある。

夕飯は、昼間のボカディージョの残り半分。キッチンで温めようとしたら、オーナーのおばちゃんが冬のためにせっせとトマトソースを作っていた。

自家製のトマトを使っているらしく、なんと私のボカディージョにも、これでもかとスライスして挟んでくれた!さらに、ホットサンドの機械?でカリカリになるまでしっかり温めてくれて感動。

おかげで昼間は微妙だったボカディージョが、最高においしくなった。おばちゃんありがとう!

部屋でwifiが通じるのをいいことに、しばらくnoteの更新に没頭。おばちゃんたちは外で、わいわい女子会中。むしろ私含む若者2人はら中で大人しくネットをしていた笑

明日はついに、フランス人の道最後の難所、セブレイロ峠越え…!のぼりはともかく、下りがガタガタ道でないことを祈る…!

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