スペイン巡礼28日目:日本人のおにいさんと出逢う
2018/09/17 Ponferrada-Villafranca del bierzo(20km)
6時半頃出発。Ponferradaはまあまあ大きいので、街を出るまで時間がかかる。でも珍しくサインがわかりやすかったので、迷わず済んだ。
途中犬を連れている人、ベビーカーを押して巡礼している人などなど、いろんな人に出逢う。改めてカミーノは老若男女問わず、誰でも挑戦できるんだなあと~と実感。
ブラジル人グループと、朝のカフェ休憩が重なった。あまりによく統率が取れているので知り合って長いのかと思いきや、なんと今年カミーノのために結成したチームだそう。
たしかに年齢層は結構バラバラだから何繋がりだろうとは思っていた。カミーノがこの15人を引き寄せたってことか~素敵!
私も似たような旅をヨルダンでしていたから、同じ興味関心だけで集まった人たちと旅をする楽しさはよく知っている。またあとでね~!と挨拶し、私は先に進む。
快晴だが、そのぶん日差しもかなり強い。Cacabelosには10時半には着いてしまったので、30分くらいのんびりランチタイム。トルティーヤのボカディージョを頼んだが、薄い普通のオムレツが挟まった物がでてきた。そのわりに高かったけど、バルのおばちゃんはフレンドリーだったから良しとする。
しばらく進むと、車道へ行く人と、田舎道?の中に入っていく人と、二通りに別れた。一応サインは田舎道を指しているので、私はサインに忠実に歩くことにした。
炎天下の中坂をのぼったりおりたり…舗装された道だしまだましだけど、やはり暑さは堪える。
ゆっくり坂をのぼっていたら、なんと日本人のおにいさんに話しかけられた。カミーノで日本人に出逢うのは二度目だ。
マウンテンバイクが好きで、カナダとNZでワーホリを経験。トレイルの文化を日本に発信したいと話していた。サンティアゴでの国際カンファレンスに参加するついでに、Ponferradaから歩き始めたという。
まだ今日が初日だが、さすがトレイル好きだけあって、ペースは早い。私より1時間半くらい遅く出発しているのに、追いつかれてしまった笑
自己紹介やらをしつつ、ブドウ畑を横目に無事Villafranca del bierzoに到着!宿は珍しくほとんど目星をつけていなかったが、たまたま雰囲気が良さげかつ6€のアルベルゲを見つけたので即決。
宿のオーナーのおにいさんは英語が堪能だしとても親切。残念ながらキッチンは使用不可だったが、私のアイスノンを快く冷やしておいてくれた。
16時頃、おにいさんがごはんに誘ってくれたので街に繰り出してみる。誰かに誘われないと、スーパー以外の用事では宿から出ないことが多いので嬉しい笑
宿周辺は静かで人もあまりいないが、川を渡るとバルがいくつも並ぶ広場があり、まあまあ賑わっていた。
このあたりで有名な、プルポというタコ料理。じゃがいもにオリーブオイルと何かスパイスがかかっていて、ビールが進む味!日本のタコは歯ごたえがあるが、プルポはかなり柔らかくおいしい。
お互いがそれぞれやりたい(成し遂げたい)こと、好きなことで稼ぐには、トレイルが地方創生に貢献する可能性などなど、深い話で盛り上がる。
自分のビジョンが明確で、実現に向けて努力している人と話すのは、共感できる点も多く楽しい。まさかカミーノでこんな出逢いに恵まれるとは。
タコとビールをご馳走になり、宿に戻りアイシング再開。
ベンチで隣に座っていたドイツ人のおばさんに、ドイツのおすすめのクリスマスマーケットを教えてもらったり、カナダ人のおばちゃんに再会したり、人との出逢いに恵まれた1日となった。
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