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自己紹介 | Working Class Heroes

・私達の仕事について

私達「Working Class Heroes Design」は、ウェブデザインとアパレルデザインを行うデザインユニットです。

ウェブデザインは、「小さなお店にデザインを」をコンセプトに洋服屋、美容室、飲食店、工務店、教室(スクール)など個人経営店の「小さなデザイン部」としてお手伝い。
主にホームページ制作・ロゴデザイン・ショップカード・カタログ等を制作。
Googleビジネスや公式LINEアカウント、各SNSの制作代行なども行っています。

アパレルデザインは「リメイク」を中心としたオリジナルブランド「Working Class Heroes」を展開。
企業ブランドやショップオリジナルのリメイクアイテムやアーティストのステージ衣装なども手掛けています。

一見すると関係のない2つのデザインですが、例えばアパレルのTシャツやロゴグラフィックなど意思疎通しやくお店のイメージがしやすいなど良い点もあります。
また逆に飲食店のTシャツ制作や美容室のエプロン制作など既成品と異なる存在感のあるものに仕上がります。
私達にとっては互いにメリットのあるデザインチームだと思っています。

・「リメイクバッグ」を制作したきっかけ。

とある長崎市のBar。
私にとっては居心地が良く、マスターや常連さんとも仲良くなるほど通い続けるお店。

ある日のこと、互いにInstagramをフォローしあっている常連さんから、
「これ、何が出来上がるの?」
と私がアメフトユニフォームを解体裁断している様子の投稿画像を。
「これバッグになるんですよ」
その出来上がったものがこちら

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古着のNFLフットボールシャツをリメイクしたトートバッグ。

この画像を見せて説明すると、「私のVファーレンのユニフォームもバッグにリメイクして!」と。
軽い気持ちで引き受けたのはよいものの、これがなかなか難しい。
まずサッカーユニフォームは小さい!
想像より小さくギリギリで裁断しなければならない箇所が多かったです。
もう一つ「スポンサーロゴ」問題。
「洋服屋さんあるある」と思うのですが、この日本企業ロゴははたして
「おしゃれ」なのか?
どうせ作るなら「普段使いにも使ってもらいたい」と試行錯誤。
グラフィックデザイナーの相方と「あーじゃないこーじゃない」といくつもパターン(型紙)を考えた結果、

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・Vファーレン長崎 ユニフォームリメイク トートバッグ

出来上がったのがこちらの第1号。
今と比べるとかなりシンプルですが、「あれ?以外と可愛い」が個人的な第一印象。
ご依頼いただいた常連さんにお渡しするとすごく感動して喜んでいただきました。
これをInstagramにアップするとこれまでにないリアクション!
思いもよらぬ反響に他人事みたいに「へぇ〜、すごいな!」と。

するとそのご注文いただいた常連さんのVファーレンサポーター仲間から
「私のも作って!」
本来の仕事ではないので相方に相談すると「地元チームだからボチボチ作っていいんじゃない?」と。

それから3・4個目辺りにInstagramにDMが。
このInstagramのDMってほとんど使ったことがないので気がつかず数日放置。
しびれを切らしたお客様から直接お電話が。
「へぇ〜こんな注文もあるんだ」なんてのんびりしていました。

そんなこんなで7個目あたりのご注文いただいたお客様から「Twitterはやってないんですか?」と。
web関係の仕事もやっているのでアカウントは持っていましたが、正直「服関係」は反応が悪く、ほぼ放置状態。
「やればいいのに」とせっかくのご意見をいただいたので「Working Class Heroes」のTwitterでも紹介。

すると私達にとっては驚くほどの「いいね」の数。
そして一気に増えたフォロワー数!
それからInstagramも個人アカウントでなく、公式アカウントに掲載すると長崎の地元チーム以外のサポーター様より多数問い合わせをいただきました。

・本格的に「個人オーダー」を受けようと決めたきっかけ

個人オーダーのリメイクバッグを作って20個目ぐらいに、あるチームのユニフォームを作ったことから本格的にこの「ユニフォームリメイクバッグ」をお受けすることに決めました。

正直に言えばサッカーを始め、野球やバスケットボールなどスポーツ観戦は大好きですが、特定のチームのファンでもサポーターでもありません。
長崎生まれなので地元チーム「Vファーレン長崎」は応援はしていますが、チームに対する思いなど当然ながらサポーター達とは温度差があります。

これは他チームであればさらに温度差もあり、ますます要望も大きい。
元はあくまでユニフォーム。
どんなバッグも作れるわけでもなく、どんな環境に準じる耐久性を求めることはできません。
もちろん「価格」を決めているので限界もあります。
私たちにとっては無茶苦茶なオーダーが続き、どんどんコストも合わなくなってしまい....

他の仕事との兼ね合いもあるし、相方にも迷惑が掛かるし....
「個人でのオーダーはもう限界かな?」と感じていた頃、こちらのご注文をお受けしました。

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・松本山雅FC ユニフォーム リメイク(S) #2

この元となるユニフォーム、お母様の形見の一つのユニフォームだそうです。
大好きだった「松本山雅」のユニフォーム、どうゆう形で保存するのか迷っていた頃に偶然私達のTwitterを見てオーダーをいただきました。
制作してお送りした後にメールをいただき、その内容に涙が溢れてきました。

”これでまた母と一緒に応援に行けます。ありがとうございました!”

相方とも相談し、引き続きご注文をお受けすることに。
それからはできる限りそのチームや選手を調べ、できる限りご要望に対応しようと決めある程度のガイドラインを設け制作することにしました。

スタートから1年間で250件ほどご注文をいただくようになりました。

・苦悩と格闘する日々

私達が行っている「リメイク」は、あくまでファッションとして作っています(つもりです)。
このリメイク、醍醐味というか面白さというかわざとこの部分を切ったり縫ったりして元々とは違うアイテムに仕上げることを私としては大前提にしています。

例えばどんな有名なブランドのジーンズでも、人気バンドのTシャツでも思い切ってハサミを入れます。
この大胆さを持っていなければリメイクアイテムは作れないと思っています。

ですが、今私がお受けしている「ユニフォーム」はこの大胆さの意味が違っていると感じています。
それはサポーター達の「思い」です。

それまでは、「この位置でカットする方が面白いデザインになる」とか「この柄だからこの場所に取り付ける方がカッコイイ」とかどちらかといえばデザイン重視。
しかしサポーターの方達は、
「スポンサーロゴは残して欲しい」「サインは残して欲しい」等など。
こうなると以前と違って思いっきりハサミを入れることができなくなりました。
私達のブランド名義のリメイクアイテムであれば、ある意味それば自由。
でも「このユニフォーム」は当然ながらお客様のものなのでそうゆうわけにもいきません。
こうなると、思うようにハサミが握れず...
身内のことも重なったのですが、精神的にも身体的にもキツくなり幾度か入院までしたり...たくさんの迷惑・心配を掛けました。

でもInstagramで一覧を見直すと

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・Instagram @workingclassheroesdesign

お客様のご要望を取り入れて良かったと思いました。
おそらく私だけが考えた「リメイク」では、こんなにも個性的に仕上がらなかったと思います。
逆に完全に私のデザインであれば同じデザインのバッグが幾つも並んでいたと思います。
もちろんプロとして、このご要望ならこのデザインではと提案はしますが、みなさん立派なデザイナーです!
Instagramを見直すたびに元気になります!

・楽しむこと

「もっともっと楽しむこと」にしました。
昨今の状況で制限はありますが、できるだけ観戦したいと思います。
そしてサッカーはもちろんですが、色々なスポーツ観戦を楽しみたいと思います。

実際に観戦した際に自分自身が「こんなのあるといいなぁ」とアイディアも浮かびました。
そして生まれたのがファニーバッグ(ウエストポーチ)です。

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ご要望もあったバッグデザインでしたが、サイズ感など実体験した方がピンとしやすかったです。
キャッシュレス化なので、スマホの収納に重点し取り出しやすい大きめの入り口に。
デザインはできるだけシンプルに、その代わりにライニングやその他の素材にこだわることなど。

また各スポーツ観戦で違いもあるのかなとご注文より感じます。
例えば野球ユニフォームの場合、圧倒的に「ボトルホルダー」の制作注文が多いんです。
おそらくバスケなど室内観戦でも違うのでしょうね。

各スポーツ競技でユニフォームの形状が違うので難しいですが、
観戦し実体験することで新しいバッグデザインが生まれるのではないか...とワクワクします。

・オーダーについて

プロチームのご注文が多いのですが、こんな注文もとても嬉しいです。

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地元のソフトボールチームです。
今はもう着ることがなくなったユニフォーム、でもいつまでもタンスの中にというわけにも。
そんなご依頼で製作しました。
その他、大学時代のアメフトシャツやゲームフラッグなどでも製作しました。
新しくバッグに生まれ変わることで、また楽しんでいただけたら。
そんな思いで作り続けています。

興味のある方は是非!
制作のご依頼はホームページよりご注文いただけます。
詳しくはホームページをご覧ください。
お気軽にお問い合わせください。


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