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やりたいことをやってると日々を楽しめますよね

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

新卒で就職活動をしている方、中途で転職活動をしている方で、やりたいことがなくて、やりたいことを無理にでも見つけようとしている方をよく見かけます。

多くの方と話す中で、または、多くの方の入退職を見ている中で思っているのは、「無理に見つけたその『やりたいこと』は、数ヶ月後にやりたくなくなるでしょう」ということ。

だから、無理にやりたいことを見つける必要なんてありません。

「この環境でこの能力を伸ばす、この経験を積む、なぜならば・・・」という具体的な目的を持つと、日々を過ごすエネルギーになります。

自分事化した目的を持っていれば、ちょっとのことで心が折れることもなくなるはず。

ただし、「この環境でこの能力を伸ばす、この経験を積む、なぜならば・・・」という目的設定をするためには、未来のなりたい姿やありたい姿、「このタイミングでこれができるようになりたい」というゴール設定がないといけません。

例えば・・・
「30歳で起業したいから、そこに向けて必要な能力を伸ばしたり、そこに役立つ経験を積みたい、なぜならば、この組織はベンチャー精神を大切にしていて、主体性を持っていれば若いうちからいろいろなことにチャレンジできる機会がある」

自分が入ろうとしている会社に、「この人みたいなキャリアを歩みたい」と思える人がいたら、「この人の側で働いて、キャリア構築の参考にしたい」というのも目的としては良い目的だと思います。

「この人と一緒に働きたい」という感情的で表面的な理由だけだと、その気持ちはすぐに折れてしまうかもしれませんが、「なぜこの人と一緒に働きたいのか?」ということまで自分の中で理由設定ができているならいいと思います。

目先の「やりたい」に目を向けすぎると、自分の気持ちが優先されてしまうことがあります。

「気持ちが前向きになることをやる」というのは大切ではあるんですけど、「やりたいことをやりたい」という背景にある「なぜそれをやりたいのか?」という問いをおろそかにしてしまうと、「それが未来の何に繋がるか?」という思考を持てない可能性があります。

だから、「やりたいことをやっている」と言ってる人と出会うと、「なぜそれをやってるんですか?」と問うことが多いです。

中には明確に答えられない人もいて、「数年後をイメージして、その時の自分は同じように今やってることをやりたいと思ってそうですか?」と問います。

その問いを立てると、「今の自分のままでいいのか不安」とか「このままこの仕事をやっていたら理想の人生を歩めない気がする」という状態になったりします。

マネジメントにおいても、やってることに自分なりの目的を持たせるようにしてますが、子育てにおいても、5歳の娘に対して目的を持つことの大切さを伝えています。

ただ、このくらいの年齢であれば、目先の「やりたい」を大切にして全力で楽しめばいいと思ってるので、堅苦しくは伝えていません。

5歳くらいだと、「やりたいことがない」なんてことがないくらい、やりたいことに溢れていますから。

何かに没頭している時、「これをやりたい」と言ってる時は、全力でそれをやらせます。

気づいたら飽きたりして、次のことをやり始めたりもします。公園とかおもちゃ屋さんとか施設とかで何かをやってる時は、飽きずに「もうそろそろ終わり」と言うまで、ずーっとやってる場合もあります。

何かに没頭している時に、娘を観察するんです・・・「なんでこれにこんなに没頭してるんだ?」と考えながら。

そして、他の時間で娘と話す時に、「なんであんなに楽しんでたの?」と聞いたりします。

その流れで、「あれをやってると、こういうことにも繋がるから、とても良いことだよ」と伝えたりします。

「5歳の子どもにそんなことを言ってもよくわかんないでしょ」と言う人もいると思いますが、そういう教えを結構覚えてたりするんですよね。

「あの時パパはこう言ってた」と言ったりして、驚くことがあります。

だから、テキトーなことは言いません。

これをやってるとこういうことに繋がる・・・この考え方ができるようになると、ブレない自分を確立することに繋がります。

ゴール(目的地)に向かいつつ、向かっているプロセスも楽しめるようになるでしょう。

目先でやりたいことがないなら、少し先を見てみるんです。

そうすると、今を頑張る目的が見つかるかもしれません。

やりたいことが見つからない人は、今の自分ができることに注目してみるのもオススメです。

これまでの人生において、どの分野においても、できることが増えると日々が楽しくなることを実感して生きてきました。

勉強、スポーツ、遊び、ゲーム、家事、仕事など。

最初はできないことの方が多いんですけど、できるようになっているイメージを持ちながら練習して、できることを増やしていくんです。

できることが増えると、目の前のことが楽しくなっていきます。

子どもを見ていればわかりますが、できることをやっていると楽しいし、楽しむことができます。

できないことをやっていると楽しくないし、楽しまなくなっていく。

非常にわかりやすいです。

大人の場合、楽しくなかったり楽しめなくても、「楽しくない、楽しめてない、そういうことを言うとダメだと思われるよな」と思って言わなかったり、「楽しくない、楽しめないことは当然」と思って諦めていたりする・・・それは非常にもったいない。

子どもは、できないことをできるようにするために練習をしています(大人が伴走しながら)。

一方で大人は、できないことをできるようになる必要性をあまり感じなかったり、できるようになるために伴走してくれる人がいなかったりして、できないまま放置することがあります。

できないままで、仮にそれをやり続ける必要があるとすれば、日々を楽しめるわけがありません。

主体的にできるようになる取り組みをやれればいいのですが、なかなかそういう人も多くない。

でも、「やってることを楽しもう」という姿勢や、「自分をラクにさせよう」という姿勢があれば、できるようになる動きがスタートできるはずです。

できないままでいるストレスって、かなり大きいですからね・・・。

何かをできるようになるというのは、やりたいことをやれるようになる一歩目でもあります。

今やってることを、まずはできるようになる。

ここにこだわるだけで、日々を楽しめるようになるかもしれません。

未来から逆算して挑戦したいことを決める。できることが増えていき、周囲から認められるようになる。
周囲から認められていき、チャンスを与えられるようになる。
チャンスが与えられるようになり、できることがさらに増えていく。
携わっている仕事の領域で社外にも目を向けると、自分の市場的な価値を認識する。
自分の市場的な価値を認識して自己研鑽に励んでいくと、世の中の課題が見えてくる。
自己研鑽に励んで自身の市場的な価値が高まっていくと、世の中の課題と自分が重なってくる。
市場的な価値が高まっていき、社内外から頼られるようになっていく。
できることが多くなっている状態なので、イキイキ・ワクワクと働くようになる。
イキイキ・ワクワク働くようになると、楽しむという感覚が芽生えてくる。
楽しむという感覚が芽生えてくると、やりたいという感情が生まれてくる。
最終的に、「これが自分にとってやりたいことなんだ」と決める。
この最終段階では、「やりたい」は独りよがりではなく価値あるものになっている。

ある仕事をずっとやってる人がいて、その人の話を聞いていると、「ずっとやってきてるのにそれできないんですか・・・」と思うことがあります。

そういう人ほど仕事に対する不満が出てくるんです。

できるようになる、できることを増やす、という姿勢を持ってやっている人ほど、日々を楽しんでいる印象があります。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


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