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【kintone】GAS(Webhook)が増えてきたら 〜 速攻で構築完了するclaspとGitでの開発環境 〜

kintoneのWebhookはGAS実装が楽チン!

GASはWeb上のエディタでコーディングできるし、履歴も取れてるし、
チームメンバと共有して編集もできるし!

でも・・・
ファイルが増えてきてしっかりプロジェクト管理したいし、そろそろちゃんとファイル管理・バージョン管理しておきたい。
しかもGASのエディタより、自分の使い慣れたエディタでコーディングしたいな。
って事で、GASのGoogle謹製CLIツールclaspGitでぜ〜んぶ解決!

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本記事はこんな人にお勧め

・Gitの知識あり
・GASをプロジェクトで利用している
・GASファイルが増えてきて、ちゃんと管理したい
・GASファイルもプルリクとかして運用したい

必要なもの

・node (インストール済前提)
・Git (AWS CodeCommit/GitHubなど準備済前提)
・clasp (今回はここについて)

最終的にできる事

・GASファイルのローカル開発(コーディング)
・GASファイルをGit運用(clone/push/pullなど)
・GASファイルをclasp運用(clone/push/pullなど)

イメージ

画像1

それでは、1つずつ構築していきます。
構築ってほどでもなく、速攻で完了します!

claspのインストール

$ npm i @google/clasp -g
または
$ yarn global add @google/clasp

事前準備

Google Apps Script APIの設定画面で「オフ」→「オン」

スクリーンショット 2019-09-22 11.12.22

claspでログイン

$ clasp login

Googleアカウントの選択画面が出たら、利用するアカウントを選択。

clone(既存のスクリプトからのクローン)

スクリーンショット 2019-09-23 14.39.43

$ clasp clone [プロジェクトID] 

プロジェクトID:イメージ図の「xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx」

pull

$ clasp pull

ローカル開発環境でGASコードをエディットできる状態になりました。
ものの3分くらいです!
では、ローカルにclone/pullしたGASコード(e.g. test.js)を、使い慣れたエディタで編集しましょう。

push

編集したGASコードをclaspでpushします。

$ clasp push

clone→pull→pushまで完了しました。
GASのWebエディタで確認すると、ローカルで編集した内容がちゃんと反映されています。

Git連携

あとは既存のGitリポジトリの対してpushしましょう!
速攻で開発環境構築完了!

新規プロジェクト作成

$ mkdir sample-clasp-git
$ cd sample-clasp-git
$ clasp create sample-clasp-git
? Create which script? (Use arrow keys)
❯ standalone 
 docs 
 sheets 
 slides 
 forms 
 webapp 
 api 
/ Creating new script: Clasp_test...
Created new standalone script: https://script.google.com/d/xxxxxxxxxx/edit
Cloned 1 file.
└─ appsscript.json
$ clasp clone
Project file (.clasp.json) already exists.
$ clasp open
$ clasp pull
Cloned 2 files.
└─ Code.js
└─ appsscript.json

実際に使ってみると・・・

Git管理をメインとして、GASのWebエディタ上でのコーディングから解放された嬉しさを噛み締めながら、ローカルでGASファイルのコーディングを行い、プルリクしながらFixした状態でclaspを利用してGASに反映!

最後に

GASでウェブアプリケーションとして導入している際の公開設定(New)の更新までclaspでできると、もっと楽チンになるのにな・・・と。

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