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Muscle歯ブラシスタンド作製 ~動機編~

今回、Maker Faire Tokyo 2020で展示し、みんなのラズパイコンテスト2020で優秀賞を獲得した開発品について書きたいと思います。

「Muscle Home 歯ブラシ ver」

運動(筋トレ)しないと歯ブラシが引き出せない歯ブラシスタンド

みんなのラズパイコンテスト2020_maru

ラズパイコンテスト内容


製品概要

運動(筋トレ)しないと歯ブラシが引き出せない「歯ブラシスタンド」です。

今まで気軽に使うことのできた歯ブラシを、運動をしないと歯ブラシを使えなくしました。


開発品は以下写真の様にマットレス(白色)と、歯ブラシスタンドの2つで構成されます。

動作の流れは以下の通りです。

1.マットレス上での運動(スクワットやジャンプ)をする

2.マットレス内のセンサーで運動が検知される

3.歯ブラシスタンドのロックが解除される

4.歯ブラシをスタンドから引き抜くことができる

※技術的な詳細は別のnoteを書こうと思います。

筋トレ歯ブラシスタンド


背景

私は筋トレが大好きで、時間があれば(時間がなくても)ジムに行き体を動かします。

一方で私の妻は運動が嫌いで、ジム通いはもちろんしていませんが、まったく運動をしようとも思いません。

この傾向は昨今のコロナ禍においてさらに加速し、妻は外に出ることも少なくなり体を動かす機会もめっぽう減りました。

私は長年のジム通いの経験から、筋トレ(運動)の大きなメリットを体感しているので、妻にも運動をしてほしいなといつも考えていました。


課題

そんな妻も肩こりや、運動不足から家でYoutubeを見ながらの運動を始めますが、長続きしません。

運動の最も大きな課題は、やはり継続性です。

多くの人が運動を続きません。


対策

どうしたら運動が続くのか、私の仮説は、

「運動をしなければいけない環境を作ることで、運動は日常化する」です。

つまり生活の必ず通るタッチポイントに筋トレが必要な状況を作ることで、運動をするようになるし、運動が継続することです。

そして今回注目したポイントは、歯ブラシです。

歯ブラシは通常1日3回します。

つまりそこに運動が必要な状況を作れば、1日3回運動をするようになります。

私は以前MuscleHomeというダンベルを作り、テレビやエアコン、電気をつける際にダンベル運動が環境を作りました。


結果

このデバイスを作製したことで、妻は(もちろん私も)毎日歯ブラシをする前に、マットレスで運動をする日常になりました。

初めのころは、妻はこのスタンドに歯ブラシを戻さないことで、運動を放棄していましたが、私がそれを見つけたら親切にスタンドに歯ブラシを戻すことで、これもなくなりました。

妻の運動量が増えたことで、これから徐々に体力が増えていくことが期待できます。


まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はなぜこんなものを作ったかについて書きました。

次回は開発品の技術的なことについて詳細を書きたいと思います。


こんな感じで、筋肉や運動に関するものを多数開発しておりますので、少しでも面白いなと思っていただけたのであれば、他のnote記事も見ていただけると嬉しいです。

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