見出し画像

日本におけるDX推進のはじまり:DXレポート1.0を振り返る

久しぶりの投稿となりました、
ワークスアイディ株式会社の奥西です。

Campus Studio Online Camp 〜学ぶ・繋がる・深まる〜
お手製のオンラインイベントが、3月9日水曜日14時〜16時で開催します!!

正直、めちゃくちゃ嬉しいです。
私自身がとても楽しみです。

これまでも何度かCampus Studio Online Campを開催し、
テーマを設けて社内のメンバーと協力し、開催してきました。

初開催はコロナ前の2019年12月16日でテーマは、
なんと【Campus studio 《-DX勉強会-》】だったんですね。
DX勉強会がリアルでの開催でCampus Studioイベントの1発目の開催でした。

懐かしくもあり、映像が若いのが衝撃です。

学ぶ・繋がる・深まるをテーマに、キャンスタ編集部を発足し、
1人でも多くの働く皆さまに『ビジネスをもっと面白く』を実務で体験いただきたく始めたイベントが
何とか継続できているのも、毎回参加いただける皆さまあってのことです。

本当にありがとうございます。

次回のイベントは豪華なゲストをお迎えして開催しますので、
是非、3月9日14時〜オンラインでご参加いただけること楽しみにしております。

詳細は、別途ご案内させていただきます。

さて本題ですが、日本におけるDX推進の始まりについてです。


2018年経済産業省より発行された、
『DXレポート〜ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開〜』で国内でDXが話題となりました。

経済産業省サイト
DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

経済産業省サイト

なんと、2025年から2030年の間に年間最大12兆円の損失が発生してしまう可能性がある。とてもインパクトの大きい問題定義の為、多くの方の記憶にあるのではないでしょうか。

DXレポート1.0に書かれていた内容を、私なりのコメントも交えておさらいしていきます。

■ DX推進に関する経営課題

『AIを使って何かできないか』と経営者から具体的な指示が示されていないまま、PoCを繰り返され、ビジネスの改革に繋がらないケースが多いのではないかと指摘されていたんですね。

■ DXの足かせになっている既存システム

アンケートの結果で、約 8 割の企業が「レガシーシステム」 の状態。
そしてその内の約 7 割の企業が「レガシーシステム」がデジタル化の足かせになっていると回答。
DXレポート1.0から4年目を迎えますが、課題解決には至ってなさそうですね。

■ 既存システムのブラックボックス化・問題と背景

初期のITシステムの要件定義とシステムを前提に仕事をするのが当然な現代とで、要件定義が根本的に困難な状況ということですね。
既存システムを刷新や改修した結果、新システムのレガシー化状態が進んでしまうということです。

また、多くの企業さまで私も拝見してきましたが、
事業部毎で最適化をした結果、全社最適に向けたデータ利活用が困難なことがよくあります。

それはユーザー企業の内部に情報システムに関するノウハウが蓄積されていないのも要因と考えられますね。

■ 既存システムの運用・保守に割かれてしまう資金・人材

国内企業の IT 関連予算の80%は現行ビジネ スの維持・運営(ラン・ザ・ビジネス)に割り当てられている。
さらに、ラン・ザ・ビジネス予算が 90%以上を占める企業も40%を超えている。
それにより、新たな付加価値を生み出すために必要な IT 戦略に対して、
資金・人材を十分に振り向けられていないという課題がある。

上記の課題については、人手不足もあり多くのお客様よりご相談いただきました。この課題を解決するにあたり、弊社のBPaaSサービスでお客様のビジネスDXを支援しております。

WorksID BPaaS ▶︎ https://roboroid.jp/bpaas/

■ エンジニアのスキルシフト

• 要件変更を前提とした開発へ
 アジャイル開発の活用 • システムを小さな機能に分割し、短いサイクルでリリース。
• API/Web API ベースの疎結合構造によるモジュール化されたサービスの利用により、
 新しい革新的なアプリケーション・アーキテクチャの習得が求められる。

■ 既存 IT システムの崖(2025年の崖)

複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムが残存した場合、
2025 年までに予想されるIT人材の引退やサポート終了等によるリスクの高まり等に伴う経済損失は、2025 年以降、最大12兆円/年にのぼる可能性がある。

ユーザ企業は、爆発的に増加するデータを活用しきれずに、デジタル競争の敗者となる恐れがある。

またIT システムの運用・保守の担い手が不在になり、
多くの技術的負債を抱えるとともに、業務基盤そのものの維持・継承が困難になる。
サイバーセキュリティや事故・災害によるシステムトラブルやデータ滅失・流出等のリスクも高まることが予想される。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ダイジェスト版でDXレポート1.0を振り返ってみました。
書ききれない程の内容でしたので、ポイントだけに絞らせていただいております。

改めて読んでみても、ゾッとする内容が書かれていますね。

DXの概念は、要素が多く捉え方もそれぞれの文脈があり誤解を生みやすいのかと思います。
私自身は、企業文化やカルチャーの刷新こそが、DXを推進する重要な要素と考えています。

デジタル化を一過性のブームにすることなく、未来を見据えた個人と組織の変革として、次世代の為にも、今この時代を良い方向へと進化させていきたいですね。

皆さまの会社でDX推進していく為のディスカッションがありましたら、是非私もお誘いください。

お誘い連絡はこちらまで・・・!

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
それでは、本日も皆さまグッジョブ!!

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

最後まで読んでいただきありがとう御座います!Works ID_DXサイトも是非ご覧ください👍!