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Z世代はどう考える?ウェルビーイングが注目される理由

こんにちは、WorkWithプロジェクトです。

最近、さまざまなシーンでウェルビーイングという言葉を耳にすることが多くなってきました。この言葉がはじめて登場したのは、77年前の1946年と実はかなり前のことで、世界保健機関(WHO)の設立時のこと。この世界保健機関憲章で記されている言葉の中に、下記のような一文があります。

「健康とは、単に疾病がない状態ということではなく、肉体的精神的、そして社会的に、完全に満たされた状態にある」
("Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.")

では、このウェルビーイングとはいったいどんな状態なのでしょうか?


ウェルビーイングとは

ウェルビーイングは「心身が健康で、社会的にも満たされた状態」という意味です。就業面から考えたウェルビーイングは、「労働者が自身の生き方の選択に合わせて、働きがいを感じながら、心身ともに健康で満たされた状態で仕事ができること」という意味として用いられています。

また、SDGsの目標の中にはウェルビーイングにつながるものがあります。

目標3「すべての人に健康と福祉を」
この目標は、だれもが健康的で幸福な生活ができることを達成するための目標です。具体的なターゲットとして挙げられているのが、母子の健康、幼い子どもの死亡減少、伝染病対策などの身体面での健康が大きな目標となっていますが、心の健康に対する対策や福祉、お金を心配せずに受けられる基礎的保健サービスなども目標に掲げられています。

経済状況に関わらず、多くの人が心身の健康を手に入れられるようにするといった点で、SDGsの目標3はウェルビーイングとも関連が深いと考えられます。

目標8「働きがいも経済成長も」
この目標は、安定した経済成長によって生産的でだれもが人間らしく生きられる社会を目指すものです。目標には下記の内容が含まれており、ウェルビーイングで多くの人が働きやすい環境をつくることは目標8の達成に繋がります。

● だれもが働きがいのある人間らしい仕事ができること
● 2030年までに、若い人たちや障害がある人たち、男性も女性も、働きがいのある人間らしい仕事をできるようにする
● 2020年までに、仕事も、通学もせず、職業訓練も受けていない若い人たちの数を大きく減らす。
● 他の国に移住して働いている人、中でも女性、仕事を続けられるか不安定な状況で働いている人を含めた、すべての人の働く権利を守って、安全に安心して仕事ができる環境を進めていく。

引用:unicef SDGs CLUB 


今、ウェルビーイングが注目されている理由

参考:講談社SDGs 「ウェルビーイングとは? いま注目される理由と、SDGsや経営の視点からみた重要性」

SDGsというキーワードの認知度拡大も理由に挙げられますが、今、ウェルビーイングが注目されている理由として以下の4つが考えられます。

❶ 価値観の変化
… ウェルビーイングが注目されるようになった第一の理由に「モノ」から「心の豊かさ」へと価値観が変化してきたことが推測されます。成長を追求することの限界がきていることから、調和や、より良い社会を共につくるという転換期を迎えています。

❷ 働き方改革
… 日本では少子高齢化による生産年齢人口の減少問題が顕著になり、ブラック企業の問題も併せ、「働き方の多様化」が進みました。それに伴い、長時間労働の是正や、雇用形態に関わらない公正な待遇、女性の就労促進など、働き方についても良い変化が起こりました。

❸ 健康経営
… 健康経営とは、健康管理を経営的な視点でとらえ、企業の業績向上につながることを期待する経営手法のことです。従業員への健康投資が生産力の向上に繋がるというように、企業の健康に対する考え方が認知され始めたことも、ウェルビーイングが注目されている理由のひとつです。

❹ 新型コロナウイルス感染拡大
… コロナ渦は「自分らしい働き方」を見つめ直すための良い期間だったと捉える方は少なくありません。リモートワークも普及し、Z世代が重視するライフワークインテグレーションとも非常にマッチしました。一方、懸念点としてはコミュニケーション不足などによるメンタルヘルスの問題も指摘されています。


ウェルビーイング実現のために
企業ができる取り組み

株式会社ラフールが行った2022年の調査では、Z世代の73.4%がウェルビーイングが企業への貢献意識や働きがいに繋がると感じ、71.6%が転職選びの条件になると回答しています。

参考:PR TIMES 「Z世代の約7割、「ウェルビーイング」が貢献意識や働きがいに繋がり、転職先選びの条件に」

また、「Z世代がウェルビーイング経営を取り入れている会社に期待すること」の調査結果を見てみても、これからの企業はSDGs達成にもつながるウェルビーイングへ取り組むことが求められます。

■ 労働環境の見直し
■ コミュニケーションの促進
■ 健康維持や増進のサポート

など、働く人やこれから働こうとする人がウェルビーイングを実現し、企業の魅力アップ、人材定着を図りましょう!



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